8月27日、日産自動車と岐阜日産自動車は、美濃加茂市(岐阜県)と電気自動車を活用した「災害連携協定」を締結したことを発表した。

日産自動車が締結した自治体・企業との災害連携協定としては全国で54件目。日産の「ブルー・スイッチ」活動として78件目の取り組み

この協定の内容は、美濃加茂市が『電気自動車(EV)の普及を通じて、地域課題解決や環境負荷の低減に取り組むとともに、地震災害等による大規模停電が発生した際に、市が指定する避難所等において、日産の販売会社である岐阜日産自動車より貸与される電気自動車「日産リーフ」を電力源として活用することで、避難所の円滑な運営を行い、市民の安全確保に努める』というもの。



美濃加茂市は、市を流れる木曽川の氾濫や洪水など、過去に台風や豪雨等による災害を経験しており、災害に強いまちづくりを推進中だ。東日本大震災など過去の大災害の教訓を生かし、第6次総合計画では「すべての健康のために歩き続けるまち」を基本構想にかかげ、防災では「もしものとき、生き残るために」をテーマに防災対策の強化に努めている。また、環境対策にも積極的で、SDGsも推進している。



一方、日産自動車は、日本が抱える環境負荷低減や災害対策等の課題を解決するため、2018年5月に日本電動化アクション「ブルー・スイッチ」を発表。その活動を牽引するリーダーとして、全国の自治体や企業と協力して、電気自動車普及を通じた社会の変革に積極的に取り組んでいる。

日産自動車が推進する「ブルー・スイッチ」活動、そして、美濃加茂市が推進する防災対策および環境対策と、双方の取り組みに互いが賛同し、このたび同協定の締結を行う運びとなった。電気自動車を活用した「災害連携協定」の概要は以下のとおり。

【協定の概要】

・美濃加茂市で災害を起因とする停電が発生した際、市が指定する避難所に、岐阜日産自動車の店舗に配備している電気自動車「日産リーフ」を無償で貸与する。

・美濃加茂市、岐阜日産自動車、日産自動車の協力により電気自動車からの給電を行うことで、災害時においても継続して電力が供給できる体制を整え、避難所の円滑な運営を図り、市民の生命及び身体の安全を守る。

・美濃加茂市および岐阜日産自動車、日産自動車は、平常時も電気自動車の普及促進を行うほか、市のイベントで使用する電力を電気自動車から供給することで、『電気自動車は「走る蓄電池」』としての活用を市民へ積極的にアピールし、環境・防災意識向上を目指す。

災害発生時の「日産リーフ」からの電力供給イメージ図

美濃加茂市では、すでに公用車として「日産リーフ」および電気自動車から電気を取り出す可搬型給電器を導入しており、今後もさらなる EV普及・促進の取り組みを推進し、防災力向上に努めていく。



日産自動車は、人々の生活を豊かに、というビジョンのもと、「ニッサン インテリジェント モビリティ」を推進し、独自性にあふれ、革新的なクルマやサービスをお届けすると共に、「ゼロ・エミッション(排出ガスゼロ)」「ゼロ・フェイタリティ(交通事故による死亡・重傷者数ゼロ)」に取り組んでいる。そして「ブルー・スイッチ」の推進に加え、電気自動車というクルマの販売にとどまらず、EVがもたらす豊かな生活の実現、そしてEVが成し得る社会変革のために、EVの生み出す新たな価値を世界に発信し続け、よりよい社会づくりへの貢献を目指している。



今回の「災害連携協定」も、日産の「ブルー・スイッチ」の活動に基づくものであり、日産自動車が締結した自治体・企業との災害連携協定としては、今回の締結が全国で54件目。また、EVを活用したエネルギーマネジメントや観光などを含む「ブルー・スイッチ」活動としては78件目の取り組みとなる。



美濃加茂市と日産自動車は、今後もこの協定締結を機に、防災対策を強化し、電気自動車を活用した災害に強いまちづくりを推進していく。そして電気自動車の普及を通じた地域課題の解決に向けて、さらに連携を強化していく方針だ。

情報提供元:MotorFan
記事名:「 日産自動車が美濃加茂市(岐阜県)と電気自動車を活用した「災害連携協定」を締結。災害による停電時は「リーフ」を無償貸与