これまでの人生において、所有したり試乗したりした国産車の中からベスト3を業界人に選んでいただく本企画。「レースもやる程の走り好き」という橋本洋平さんが選んだのは、すべてスポーツカー。第1位は、オープンスポーツカーの金字塔と言えるユーノス・ロードスターだ。



TEXT●橋本洋平(HASHIMOTO Yohei)

第3位:日産GT-R(2007年-)

日産GT-R

パラサイトシングルという最強の武器をフルに使い、頭金は全財産、月々の支払いは都心のワンルームマンション並みで60回均等払いでなんとか購入した超初期型GT-Rは、いまだ忘れられない一台。



トランスアクスルミッションなのに4WDを可能にし、まるでFRのような操りやすさを実現しながら、その一方で脳みそが置いていかれるかのようなスタートダッシュと超高速クルーズを可能にしていた。それをサラッと4人乗りでやってのけたのだから感心するばかり。海外試乗で300km/h近いクルーズをしても緊張感ナシだったことは驚きだった。



干支が一周するほど時が経過し、いつまで新車で買えるのか、いよいよカウントダウンに差し掛かりそうだが、出来ればもう一度手にしたい。長きに渡り熟成された深みのあるいまのGT-Rは、初期モデルとは別物の仕上がりがあるのは確認済み。嫁さんと財布とローン審査が通過するか否か⁉︎ 再び手にするにはかなりの関門が待ち構えている。

第2位:ホンダS2000(1999年-)

ホンダS2000

ユーノス・ロードスターからの乗り換えだったS2000は衝撃の連続だった。それはオープンカーながらも高い剛性を実現していたこと。そして9000回転まで使えるという夢のエンジンが搭載されていたからだ。リアルオープンスポーツというキャッチフレーズは、手にして間違いではなかったと充実感で満たされるばかり。ワインディングからサーキットまで、あらゆるシーンを駆け抜け、それでもまだまだ走り足りないと感じたものだ。



先日、ホンダアクセスがモデューロブランドで20周年記念のパーツをラインアップしたことを取材するため、久々にサーキットを走った。その模様は「おっさんon board」という僕のYouTubeに掲載してあるので、そちらをご覧いただきたいが、やはり高回転エンジンと自在に操れるシャシーのマッチングは最高。現代のタイヤとパーツでリフレッシュした姿は、いつまでも走っていたい感覚が増していた。

S2000 20th Anniversary Prototype。S2000の発売20周年を記念してホンダアクセスが開発した純正アクセサリーの装着車。

第1位:ユーノス・ロードスター(1989年-)

ユーノス・ロードスター(現マツダ・ロードスター)

初めての愛車として選び、その後も何度も離れてはくっつきという、もはや腐れ縁と言っていいユーノス・ロードスターが、2年前から再び我が家に復活した。これでロードスターと名のつくクルマは6台目となる。



再び初代ロードスターに乗ろうと思ったきっかけは、マツダがレストアサービスを始めたことをきっかけに、補修パーツが潤沢になったから。おかげで盆栽のように手入れを始め、常に修理をする世界に足を踏み入れてしまったが、みるみる蘇るその姿には満足している。また、いまだにチューニングパーツも多く、モディファイを楽しめるところもお気に入り。



決して速くはないクルマだけど、ストリートを走らせているレベルでもドライバーがスポーツできるというか、それを強いられるところが大満足。クルマいじりからドラテク修正まで、まだまだしゃぶりつくせそうだ。

【近況報告】

つい先日、ヤリスGR-FOURの最終プロトに乗ってきた。昨年末に乗った仕様よりエンジンの吹け上がりは抜群! ダートの身のこなしも満足‼︎  かなり惹かれる一台だった。



【プロフィール】

今はなきジェイズティーポ編集部に所属した事を皮切りに自動車雑誌業界に入り、その後フリーランスへ。レースもやる程の走り好きで、2019年は86レースのクラブマンエキスパートクラスでシリーズチャンピオンを獲得した。

情報提供元:MotorFan
記事名:「 【毎日更新・人生最高の3台(橋本洋平編)】第3位:日産GT-R/第2位:ホンダS2000/第1位:ユーノス・ロードスター