アウトモビリ・ランボルギーニはこのほど、2019年の実績を発表し、販売台数、売上高、利益率のすべてで前年越えを果たし、過去最高の業績だったことを明らかにした。

売上高は前年比28%増となる約2140億円を記録

 売上高は前年度の14.1億ユーロから28%増の18.1億ユーロ(約2140億円)を記録。営業利益は2.717億ユーロ(約322億円)に達し、利益率を15%へと押し上げている。



 世界販売台数はさらに好調で、アメリカ、EMEA(ヨーロッパ、中東、アフリカ)、アジア太平洋の主要地域すべてにおいて新記録を樹立し、全体で8205台と43%の増加を見せた。スーパーSUV「ウルス」は、初めての通年販売に4962台を売り上げ、好調な勢いを維持している。V12エンジンを積む「アヴェンタドール」(1104台)とV10仕様の「ウラカン」(2139台)のふたつのスーパースポーツカーモデルも、好業績を後押ししている。

 このように、2019年は同社56年の歴史のなかで、かつて到達したことのないステージに達した。その一方で、2020年は新型コロナウイルスの影響により世界中で深刻な事態と先行きの不透明感をもたらしており、今後の業績への大きな懸念材料となっている。これを踏まえて、同社のステファノ・ドメニカリCEOは次のようにコメントしている。



「2019年度ランボルギーニは成長を続け、主要業績指標のすべてにおいて新記録を達成しました。しかし、これらの数値を祝いながらも、新型コロナウイルスの世界的な流行によって、私たちが人としても企業としても、前例のない状況にあることを強く認識しなければなりません。



 現在イタリアは、これまで想像もできなかった事態を経験しています。ランボルギーニを代表して、この危機を乗り切るために、すばらしい貢献をされている方々、とくにサービス、医療、保健分野や各種機関、警察の皆様に感謝の気持ちを述べたいと思います。



 わずか数日のうちに、私たちの日常や人と人との関係は変わってしまいました。同じ状況が世界中で起こっています。私たちは理性的かつ効果的に、この新しい状況に迅速に対応できるようにしなければなりません。月、月の売上数値が示すように、ランボルギーニにとって年のスタートはすばらしいもので、これは私たちが直面する、想像もできなかった未知の困難に対する備えとなり、積極的に取り組もうという士気も上がります。



 2019年度の業績は、世界中のランボルギーニ社員すべての能力と努力を反映しています。日頃ご協力いただいている皆様に感謝するとともに、信頼と変わらぬ支援にも、心より御礼申し上げます。ランボルギーニで働く人々の特徴である、力とエネルギー、熱意、情熱、意思を持った行動は、この困難な時期にも失われることは無いと確信しています。これまでの業績にさらに積み重ね、今後も持続可能な成長を続け、イノベーションやテクノロジーにおける新たな機会に備え、新しいマイルストーン達成を目指してまいります」

 同社では一方で新規雇用も進められ、2019年末には従業員数が1787名に達した。また、2019年も、最も魅力ある企業として、7年連続で「トップ・エンプロヤー・イタリア」を受賞。ランボルギーニでは、個人のスキル強化に取り組む一方で、社会的価値と倫理的な企業責任も推進するという、革新的な人事管理施策の導入を長年にわたって進めてきた。例えば、ダイバーシティとインクルージョン分野のプロジェクトとしては、同一の資格と職務に対する男女同一賃金の制度や育児の平等分担を推進する施策等が実施されている。

 ランボルギーニは現在、魅力的な製品ポートフォリオと、165のディーラーを51カ国で展開する強力なグローバル販売網を擁している。2020年には、ウラカンEVOの新モデルと初の限定版ハイブリッドであるランボルギーニ・シアンの初公開が予定されている。なお、新型コロナウイルスに関連して予測不能な状況が続くため、2020年の事業展開に関する詳細な見通しは、今後の状況により判断していくという。

情報提供元:MotorFan
記事名:「 ランボルギーニの2019年実績が過去最高を記録! 販売台数、売上高、利益率のすべてで前年越えを実現