人とくるまのテクノロジー展なのに住宅展示場みたいな展示である。入って聞き比べてみてくださいとあるので声を出してみると、未施工の部屋では共鳴するのに対して製品を壁と天井に張った部屋では吸音している。



 多孔質の壁材を仕立てて音を吸わせているんですよねと言ったら、焼結で作っているんですとおっしゃる。あらためてブースの社名を見たら大同メタル工業。なるほど、プレーンベアリングを仕立てる焼結技術で、アルミの吸音材を作ったというわけだ。焼結製法だけに表面のテクスチャは自在、何よりアルミの地肌を生かした見た目が新鮮である。



「住宅展示場」での様子。色を付けたタイプも張られていた。

 クルマへの適用例として示されていたのが、サイレンサーの内側に備える方法だった。ほか、エンジンルーム内壁一面にビッシリと張った模型が展示されていたが、「車外騒音規制に対応するためのアンダーガードという方法を考えています」と担当者はおっしゃっていた。アンダーガードの下面、つまり路面側にNDCカルムを施工することで反射音を減衰する目論みだ。課題は耐衝撃性。どうしても跳ね石などで崩れてしまうことがあるらしく、今後の課題として挙げていた。

情報提供元:MotorFan
記事名:「 プレーンベアリングの技術で静音化 [人とくるまのテクノロジー展2018名古屋]