東京では日中の気温が暖かく感じる日も増えてきましたね。すっかり春をむかえた今日この頃、どこかへ出かけたくなりますね。自動車で東京から日帰りで行ける観光地はいっぱいありますが、筆者がおすすめしたい春の旅行先は栃木県の那須エリアです。春こそ足を運ぶべき那須の魅力を3つご紹介します。

那須フラワーワールドのチューリップ畑

那須フラワーワールドのチューリップ畑


(1)桜の開花時期が東京より遅い

東京から北におよそ180kmのところにあり、夏の避暑地としても有名な那須エリア。年間の平均気温が低く、桜の開花も東京都心より例年で1、2週間ほど遅くなっています。また、那須岳の中腹に広がる那須高原は、高所に行けば行くほど気温が下がるので、場所によっては4月末頃まで桜を楽しめることがあります。もちろん、桜の開花が遅いというだけで那須をおすすめしているわけではありません。主峰の茶臼岳(ちゃうすだけ)をはじめ、標高2000mに迫る峰を持つ那須岳は、4月下旬頃まで冠雪していることが多く、満開シーズンに訪れれば桜の花越しに雪化粧した山々の雄姿を望めます。
おすすめの花見スポットは、東北自動車道那須ICから車で10分ほどのところにある「黒磯公園」。ソメイヨシノなど約230本の桜が咲き、地元のみならず県外からも花見客が訪れる名所です。公園の北側にある「ふれあい橋」は桜と冠雪の那須岳を望むフォトジェニックなスポットになっています。
※2020年は桜の開花が例年よりもかなり早まっています。見ごろの確認にはtenki.jp『桜開花・満開情報』を、ぜひお役立てください。

黒磯公園からの眺め

黒磯公園からの眺め


(2)桜が散った後もお楽しみがいっぱい!那須は花の宝庫

那須高原の中腹にある「那須フラワーワールド」では、例年4月下旬頃になると約20万株のチューリップが咲き乱れます。赤や黄、ピンク、紫などのチューリップが描き出す大地の芸術は「那須花(なすか)の地上絵」と呼ばれ、春の風物詩になっています。
そしてチューリップの少し後に見頃を迎えるのがレンゲツツジ。茶臼岳の中腹、標高およそ1100m付近にある「八幡つつじ群落」と「八幡南つつじ群落」には、あわせて約20万本ものヤマツツジやレンゲツツジが自生しています。23ヘクタールの土地いっぱいにツツジが乱れ咲く様子は壮観で、関東では最大級の規模。ツツジ群落の中を這うように整備された観光用の遊歩道もあって、ツツジの香りに包まれながら散策を楽しめます。どちらも駅からは距離があるので車で行くのがおすすめです。
※2020年はチューリップ・ツツジの開花予想が例年よりもかなり早まっている可能性があります。

八幡つつじ群落

八幡つつじ群落


(3)個性的な温泉地が点在している

那須エリアには有名な温泉郷が二つあり複数の温泉地が点在しています。主要な温泉地は駅や市街地から車で30分~1時間程度の距離にあり、お花見やショッピングのついでにふらっと立ち寄ることができます。
温泉は年中湧いているんだから春に限ったものではないのでは?と思う人もいるかもしれませんが、やはり肌寒い季節にほっこり温まるのが温泉の良さ。日中は温かい那須の春ですが、朝晩はまだまだ肌寒い日がほとんどです。熱い湯に4~5分肩まで浸かっては、涼しい外気で体を冷ますという気持ちの良いルーティンを楽しめます。
また冬の那須は降雪も多く路面も凍結しがち。冬用タイヤを装備していないとなかなか行けません。やはり那須の湯巡りは雪解けの春がおすすめです。
【那須エリアの二大温泉郷】
▼那須温泉郷
那須七湯と呼ばれる那須温泉、三斗小屋(さんどごや)温泉、大丸温泉、北温泉、弁天温泉、高雄温泉、八幡温泉がある温泉郷。那須温泉郷の発祥と言われる那須温泉には、約1380年前に発見された元湯「鹿の湯」があり、今もなお現役の共同浴場として営業中。古き良き湯治場の風情を今に残す。
▼塩原温泉郷
全9種類のうち6種類の泉質が楽しめる温泉郷で、“温泉のデパート”と言われる。大網温泉、福渡(ふくわた)温泉、塩釜温泉、塩の湯温泉、畑下温泉、門前温泉、古町温泉、中塩原温泉、上塩原温泉、新湯温泉、元湯温泉の11の温泉地が点在。全国でも珍しい乳白色、茶褐色、黒色、黄金色、緑白色、薄墨色、透明といった7色の湯を楽しめる。
二大温泉郷以外にも、板室温泉や新那須温泉、芦野温泉といった温泉地が点在している那須エリア。どこも個性的な温泉ばかりなので3~4カ所の湯めぐりにも最適です。この春は花と温泉を求めて那須へのドライブを計画してみてはいかがでしょうか。
※お出かけの際は健康・安全に十分に配慮し、各施設の公式ホームページで最新の情報をご確認ください。
※新型コロナウイス感染拡大の影響で外出の自粛を呼び掛けている自治体がある場合は、各自治体の指示に従いましょう。

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