2020.09.04

早稲田大学

本発表の詳細は早稲田大学WEBサイトをご覧ください。
https://www.waseda.jp/top/news/69984

■発表のポイント
・液体発光材料である液体有機半導体を用いたマイクロ流体有機ELからの発光は、スペクトル幅が広く発光色が色鮮やかでなかった。
・液体有機半導体と量子ドット水溶液を組み合わせることで、従来の液体有機半導体を用いた発光デバイスの中で、最も発光色が色鮮やかなデバイスを実現。
・フレキシブルディスプレイへの応用や次世代ディスプレイ設計への寄与が期待される。

■概要
 早稲田大学理工学術院の庄子習一(しょうじしゅういち)教授、早稲田大学ナノ・ライフ創新研究機構の水野潤(みずのじゅん)研究院教授、同機構の桑江博之(くわえひろゆき)招聘研究員、基幹理工学研究科修士課程2年の河村匡泰(かわむらまさひろ)氏らの研究チームは、常温下で液状の液体有機半導体と量子ドット水溶液を組み合わせることで、液体材料ベースで極めて色鮮やかな発光を示すデバイスの開発に成功しました。この手法により、自由に形状が変形できる液体の利点を維持しつつ、従来の液体有機半導体を用いた有機ELデバイスの中で最も色鮮やかな発光を実現しました。これは、曲げへの強い耐性と色純度の高い発光を必要とするフレキシブルディスプレイの実現に有用な技術であると考えます。また、本研究で見出した、量子ドット発光層の厚さと発光特性との関係は、次世代ディスプレイとして期待される量子ドットを用いた発光デバイス作製に大いに貢献すると考えています。
 本成果の詳細は、2020年9月3日発行の英国Nature Publishing Groupのオンライン科学雑誌『Scientific Reports』に掲載されました。

■論文情報
・掲載誌:Scientific Reports
・論文名:Liquid/solution?based microfluidic quantum dots light?emitting diodes for high?colour?purity light emission
・DOI: https://doi.org/10.1038/s41598-020-70838-w

情報提供元:PRワイヤー
記事名:「形状を自由に変形できる液体材料による色鮮やかな発光デバイスを開発