週明け1日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比22.21ポイント(0.64%)高の3505.28ポイントと3日ぶりに反発した(上海A株指数は0.64%高の3674.37ポイント)。


短期金利の低下が好感される流れ。中国人民銀行(中央銀行)が資金供給を連日実施する中、人民元建て上海銀行間取引金利(SHIBOR)の翌日物は1日、前週末に付けた約5年10カ月ぶりの高水準から急低下した。人民銀が朝方実施した公開市場操作(レポ)では、リバースレポ取引により1000億人民元が市中に供給されている。満期到来分との差引では、980億人民元の供給超だった。人民銀は先週29日、同規模の資金供給を実施している。上海総合指数は先週末の続落で、約1カ月ぶりの安値を付けていただけに、買戻しも入りやすかった。ただ、全体として上値は重い。中国景況感の悪化が嫌気され、指数は安く推移する場面もみられた。前日(1月31日)に公表された今年1月の中国製造業PMI(国家統計局などが集計)は、予想以上に前月から低下している。(亜州リサーチ編集部)


業種別では、素材関連の上げが目立つ。改質プラスチックの金発科技(600143/SH)が8.7%高、ポリウレタン原料の万華化学集団(600309/SH)が8.3%高、化学繊維の恒力石化 (600346/SH)が5.5%高、ガラス繊維の中国巨石(600176/SH)が4.3%高、非鉄の江西銅業(600362/SH)が3.8%高で引けた(金発科技と万華化学は上場来高値を更新)。


医薬品株もしっかり。上海復星医薬集団(600196/SH)が3.1%、薬明康徳(603259/SH)が3.0%ずつ上昇した。銀行・保険株、小売株、不動産株、防衛関連株、インフラ関連株の一角なども買われている。


半面、ハイテク株の一角は安い。携帯端末ODM(開発・製造受託サービス)世界最大手の聞泰科技(ウイングテック・テクノロジー:600745/SH)が6.1%、情報技術サービスの上海宝信軟件(600845/SH)が4.2%ずつ下落した。食品飲料株、自動車株、海運株、公益株、証券株、エネルギー株も売られている。


一方、外貨建てB株相場はまちまち。上海B株指数が4.14ポイント(1.70%)安の239.92ポイント、深センB株指数が2.50ポイント(0.23%)高の1069.28ポイントで終了した。

亜州リサーチ(株)


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情報提供元:FISCO
記事名:「1日の中国本土市場概況:上海総合0.6%高で3日ぶり反発、素材セクターに買い