8日の香港市場は値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比80.03ポイント(0.31%)高の26227.72ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が62.11ポイント(0.58%)高の10703.59ポイントとそろって3日続伸した。売買代金は946億7400万香港ドルとなっている(7日の売買代金は973億2600万香港ドル)。

米株高が追い風。昨夜の米株市場では、米中間選挙が波乱なく終了したことを好感し、主要指数が軒並み急伸した。NYダウは約1カ月ぶりの高値水準を回復している。中国統計の上振れもプラス。取引時間中に公表された10月の貿易統計では、人民元ベースの伸び率が輸出・輸入ともに事前予想を大幅に上回っている。ただ、引けにかけて上げ幅を縮小。本土株が小安く取引を終える中、指数は一時マイナス圏に沈む場面もみられた。

ハンセン指数の構成銘柄では、政府系の華潤電力HD(836/HK)が3.5%高、通信キャリア最大手の中国移動(チャイナ・モバイル:941/HK)が2.8%高、ブタ肉生産で世界トップの万洲国際(WHグループ:288/HK)が2.4%高、石油大手の中国海洋石油(CNOOC:883/HK)が2.2%高と上げが目立った。

業種別では、石油・石炭や天然ガスなどエネルギー関連がしっかり。上記した中国海洋石油のほか、中国石油天然気(ペトロチャイナ:857/HK)が1.3%、エン州煤業(1171/HK)が1.7%、新奥燃気HD(新奥ガス:2688/HK)が4.4%、中国燃気HD(中国ガス:384/HK)が2.6%ずつ上昇した。

半面、中国自動車セクターの一角はさえない。華晨中国汽車HD(1114/HK)が4.8%、吉利汽車HD(175/HK)が2.1%、東風汽車集団(489/HK)が1.4%ずつ下落した。

他の個別株動向では、小型電子部品メーカー大手の瑞声科技HD(AACテクノロジーズ・ホールディングス:2018/HK)が7.0%安と急落。7~9月期の3割減益が嫌気された。スマホ市場の低迷が響いたという。そのほか、スマホ用カメラモジュール生産の舜宇光学科技(2382/HK)も2.3%下げた。

本土市場は4日続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.22%安の2635.63ポイントで取引を終えた。自動車株がさえない。ハイテク株、非鉄株、インフラ関連株、医薬株、証券株なども売られた。半面、エネルギー株はしっかり。銀行株や保険株、不動産株と消費関連株の一角も上昇した。上海市場の代表銘柄で構成される「上海50A株指数」は0.2%高とプラス圏で取引を終えている。

【亜州IR】


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情報提供元:FISCO
記事名:「8日の香港市場概況:ハンセン0.3%高で3日続伸、エネルギー株に買い