週明け5日の中国本土市場は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比11.05ポイント(0.41%)安の2665.43ポイントと5日ぶりに反落した。上海A株指数も下落し、11.62ポイント(0.41%)安の2791.35ポイントで取引を終えている。

中国景気の先行き不安が再び強まる流れ。4日閉幕した中国最大の商談会「中国輸出入商品交易会(広州交易会)」では、10月15日からの約3週間に交わされた契約額は前年同期の実績を下回った。米中通商交渉を巡る動きも不透明。トランプ米大統領が2日午後、米中の貿易交渉を楽観する一方、クドロー米国家経済会議(NEC)委員長は早期の米中合意に否定的な見解を示した。指数は先週末までハイピッチで上昇し、約3週ぶりの高値水準を回復しただけに、戻り待ちの売り圧力も意識されている。

時価総額上位の金融株が下げを主導。中国工商銀行(601398/SH)が1.4%安、中国平安保険(601318/SH)が1.1%安で引けた。消費関連株も安い。白酒メーカー最大手の貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)が4.0%下落した。医薬株、資源・素材株、運輸株、インフラ関連株なども売られている。

半面、太陽光発電の関連銘柄は急伸。隆基緑能科技(601012/SH)と通威(600438/SH)、林洋能源(601222/SH)などがそろってストップ高した。国家能源局などが2日に開催した「太陽エネルギー発電の第13次5カ年計画・中期評価座談会」では、少なくとも22年まで政策的な補助を廃止しない方針が確認されたことが支援材料。さらに同座談会では、20年時点の目標引き上げも示唆された。

一方、外貨建てB株の相場はまちまち。上海B株指数が0.55ポイント(0.20%)高の277.99ポイント、深センB株指数が13.87ポイント(1.53%)安の895.12ポイントで終了した。

【亜州IR】

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情報提供元:FISCO
記事名:「5日の中国本土市場概況:上海総合0.4%安で5日ぶり反落、太陽光発電関連は急伸