15日の香港市場は値下がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比389.05ポイント(1.23%)安の31152.03ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が103.80ポイント(0.83%)安の12440.75ポイントとそろって7日ぶりに反落した。売買代金は1052億600万香港ドルとなっている(14日の売買代金は1066億9800万香港ドル)。

指標発表後に売りが強まる流れ。取引時間中に公表された4月の中国経済指標が強弱感のある内容だったことを受け、景気先行きに対する不透明感が強まった。鉱工業生産は予想を上回ったものの、小売売上高は下振れている。1~4月の固定資産投資も予想を下回り、不動産開発投資は1~3月から減速した。米中通商関係の改善期待などで買いが先行したものの、指数は程なくマイナスに転じている。

ハンセン指数の構成銘柄では、ITハイテク関連の下げが目立つ。小型電子部品メーカーの瑞声科技HD(AACテクノロジーズ:2018/HK)が4.9%安、インターネットサービス中国最大手の騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)が3.4%安、光学部品メーカーの舜宇光学科技(2382/HK)が2.5%安で引けた。瑞声科技に関しては、予想を下回る1~3月期決算が引き続き売り材料となっている。

中国の金融セクターも安い。新華人寿保険(1336/HK)が3.1%、中国人民財産保険(2328/HK)が2.4%、中信証券(CITICセキュリティーズ:6030/HK)が2.0%、中国銀河証券(6881/HK)が1.9%、中国工商銀行(1398/HK)が1.7%ずつ値を下げた。

消費関連セクターもさえない。運動靴メーカーの裕元工業集団(551/HK)が2.8%安、食肉・ハム加工大手の中国雨潤食品集団(1068/HK)と乳製品メーカー中国大手の中国蒙牛乳業(2319/HK)がそろって2.5%安、食品・飲料メーカーの統一企業中国HD(220/HK)が1.7%安と下落した。裕元工業に関しては、1~3月期の2割減益も嫌気されている。

一方、本土市場は続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.57%高の3192.12ポイントで取引を終えた。「新・MSCI新興国指数」採用の医薬関連が急伸。そのほかにも、採用銘柄が物色された。半面、金融株の一角はさえない。



【亜州IR】


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情報提供元:FISCO
記事名:「15日の香港市場概況:上海総合1.2%安で7日ぶり反落、ハイテク関連に売り