■業績動向

1. 2021年2月期第2四半期累計業績の概要
2021年2月期第2四半期累計の売上高は前年同期比10.2%増の2,151百万円、営業利益は同49.6%減の140百万円、経常利益は同48.1%減の145百万円、四半期純利益は同48.2%減の99百万円と増収減益決算となった。売上高はObject Browser事業やE-Commerce事業が新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け減収となったものの、ERP事業の好調でカバーし、期初計画を達成した。一方、利益面ではERP事業において大型不採算案件が発生し、127百万円の受注損失引当金を計上したこと、並びにObject Browser事業やE-Commerce事業の減収が影響して、期初計画を下回り、前期比では大幅減益となった。

2020年8月に発表した修正計画に対しても利益面では若干下振れた格好となっているが、これは受注損失引当金を修正発表時点の90百万円から127百万円に積み増したことが要因となっている。なお、同不採算案件については、開発最終段階のチェックにおいて顧客の要求する品質水準を満たしていなかったことが判明し、現在、品質向上に向けた改修作業に取り組んでいる段階で、2020年12月に納品する予定となっている。このため第3四半期以降に追加費用が発生するリスクは極めて低いものとシステムインテグレータ<3826>では見ている。

売上総利益率が前年同期の41.9%から30.3%と11.6ポイント低下したが、このうち受注損失引当金を計上した影響が5.9ポイントと半分を占め、残りがプロダクトミックスの変化によるものとなっている。販管費については前年同期比5.1%減となった。人員増に伴う人件費の増加があったものの、テレワークへの移行(2020年10月より通常体制)に伴う交通費や各種経費などが減少した。なお、2020年10月現在の人員(役員8名含む)は前年同月比15名増の221名となっている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)


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情報提供元:FISCO
記事名:「SI Research Memo(4):2021年2月期第2四半期累計業績は増収減益に