22日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。新型コロナウイルスまん延への警戒は一服し、リスク選好的なドル売りに振れやすい。一方、明日の米連邦準備制度理事会(FRB)議長のハト派姿勢が見込まれ、ドルを下押ししよう。

コロナ変異種などに襲われた英国が都市封鎖(ロックダウン)を段階的に解除する方向で、世界的に先行きへの懸念が和らいでいる。米バイデン政権はワクチン供給を加速しており、早期回復期待も高まる。週明けアジア市場ではややリスク選好的なムードが広がり、日経平均株価の堅調地合いで安全通貨が売られた。株高を受けた円売りが主要通貨を押し上げる半面、ドルへの売りが強まる場面もあった。ただ、米10年債利回りは上昇基調を維持し、一段のドル売りを抑制している。

この後の海外市場では、株高や原油高を背景に引き続き安全通貨が売られやすい見通し。ドル・円は米長期金利の上昇で下げづらいほか、欧米株高なら円売りが想定される。ただ、前週末に発表された域内のPMIから製造業の回復が示され、本日のドイツIFO企業景況指数も堅調な内容となれば、持ち直しを好感したユーロ買い・ドル売りが見込まれる。また、パウエルFRB議長は先行きについて慎重姿勢を崩しておらず、明日の議会証言での緩和的な政策の長期化への思惑がドル買いを抑えそうだ。

【今日の欧米市場の予定】
・18:00 独・2月IFO企業景況感指数(予想:89.7、1月:90.1)
・22:30 米・1月シカゴ連銀全米活動指数(12月:0.52)
・24:00 米・1月景気先行指数(前月比予想:+0.3%、12月:+0.3%)
・24:30 米・2月ダラス連銀製造業活動指数(1月:7.0)



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情報提供元:FISCO
記事名:「欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、リスク選好の売りや米FRB議長のハト派観測で