NTTデータ<9613>:1700円(+147円)
大幅続伸。前日に第3四半期決算を発表、10-12月期営業利益は431億円で前年同期比44.7%増と大幅増益、市場予想を100億円近く上回る着地になっている。EMEA・中南米が好調鵜だったほか、不採算案件の一巡なども寄与した。着実に構造改革なども実施しており、来期以降の業績改善要因につながるとみられる。野村證券では海外の改善を評価として、投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に格上げ、目標株価を1960円としている。


リコー<7752>:913円(+92円)
大幅続伸。前日に第3四半期決算を発表、10-12月期営業利益は9億円、前年同期比95.8%の大幅減益となったが、80億円程度の赤字が続くとみられていた中、一転しての黒字決算になっている。100億円強の減損を計上しているが、社内計画は100億円程度上振れたようだ。今期の業績上方修正は見送っているものの、22年3月期は500億円程度の営業利益を目指したいとの見方も示されており、順調な収益回復を評価する流れになっている。


古河電工<5801>:2844円(-256円)
大幅反落。前日に第3四半期の決算を発表、営業利益は26億円で前年同期比41.8%減益、ほぼ市場コンセンサス水準での着地となった。通期予想は50億円から60億円、前期比74.5%減にまで上方修正、こちらも市場予想線上となっている。電装エレクトロニクスなど上方修正の一方、情報通信ソリューション、エネルギーインフラなどを下方修正。決算数値にサプライズ限定的だが、成長期待セグメントの伸び悩みをネガティブ視へ。


UACJ<5741>:2200円(+268円)
大幅続伸。前日に第3四半期決算を発表、第1四半期、第2四半期ともに営業赤字が続いていたが、10-12月期は42億円で前年同期比90.4%増と急回復している。通期予想は従来の35億円から80億円、前期比21.0%減にまで上方修正、50億円程度の市場コンセンサスを大幅に上回る水準に。また、低迷が続いていたタイUATHの販売量は1月に過去最高となっているもよう、ようやく投資回収期に入ってきたこともポジティブ視されている。


マツダ<7261>:959円(+149円)
大幅続伸。前日に第3四半期決算を発表、10-12月期営業利益は209億円で前年同期比3.2倍、上半期529億円の赤字に対して黒字に転換している。通期では従来の400億円の赤字から収支均衡予想にまで上方修正。市場予想は350億円程度の赤字であった。販売台数の回復、並びに、固定費の削減効果などが足元業績回復の背景に。1-3月期は320億円の営業利益水準を想定するなど、一段の収益回復見通しをポジティブ視へ。


アプリックス<3727>:251円(+2円)
大幅続伸。ロケーションビーコン「MyBeaconシリーズ」がガソリン計量機を製造・提供するタツノ(東京都港区)のタブレット端末給油許可装置「SSCモバイル」と連携するビーコンに採用されたと発表している。タツノはガソリン計量機市場で60%以上の国内シェアを誇り、SSCモバイルはセルフサービスステーションで従業員がフィールドでも給油許可を可能とする業界初のタブレット装置である。業容拡大への期待感から買いが優勢となっている。


シンバイオ製薬<4582>:895円(+150円)
ストップ高。21年12月期の営業損益予想を13.61億円の黒字(前期実績45.06億円の赤字)と発表している。自社販売への移行などで抗がん剤トレアキシンの国内製品売上高が206.4%増収の91.51億円となり、黒字転換に寄与する見通し。従来開発品に加え、抗ウイルス薬ブリンシドフォビルの開発も進める。また、23年12月期の営業利益目標を20.99億円とする中期経営計画を開示している。


メルカリ<4385>:4970円(-370円)
大幅反落。21年6月期第2四半期(20年7-12月)の営業損益は13.70億円の黒字(前年同期実績は138.94億円の赤字)になったと発表、10-12月だけでみても10億円の黒字となり、前年同期の68億円の赤字からは急速に改善、四半期ベースでは7-9月期の3.6億円の黒字から3倍ほどの水準にもなっている。メルカリJPの流通総額が862億円増の3676億円、メルカリUSが326億円増の582億円に拡大したことに加え、スマートフォン決済サービスのメルペイの利用者数も増加した。見た目の数値は悪くないが、前日に買い戻しが入っていたこともあり、本日は目先の材料出尽くし感から売りが優勢となっている。しかし、その後は下げ幅を縮小する動きとなっている。 <ST>

情報提供元:FISCO
記事名:「注目銘柄ダイジェスト(前場):シンバイオ製薬、マツダ、UACJなど