2日の日経平均は続伸。271.12円高の28362.17円(出来高概算11億6898万株)で取引を終えた。米国市場の強い流れを受けて買い先行で始まると、一時下げに転じる場面がみられたが、前引けにかけて切り返す展開となり28300円を回復。28000円接近場面での底堅さが意識されたほか、グローベックスの米株先物が強い値動きで推移していたこともあって市場心理が改善しており、後場は売り買いが交錯するものの高値圏での推移が続いた。

東証1部の騰落銘柄は値上がり数が1700を超えており、全体の8割近くを占めている。セクターでは非鉄金属、輸送用機器、陸運、鉄鋼、空運、鉱業が堅調。一方で医薬品、証券、その他製品、電力ガスが小安い。指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、ソフトバンクG<9984>、ダイキン<6367>、資生堂<4911>が堅調だった。

日経平均は続伸で先週末の大陰線を吸収する形となり、米国の金融システム不安による混乱の影響は限られている。米国についても1日の大幅上昇によって投機的な売買による金融システムの影響は一巡したとみられており、市場の落ち着きからの見直しが意識されやすいところであろう。もっとも、米ゲームストップ株急騰をもたらした個人投資家の買いの矛先が、銀に向かったと報じられている。銀価格は5カ月ぶり高値となり、銀関連株も急伸したと伝わっており、この流れが意識されるなかでセクターでは非鉄金属が上昇率トップだった。投機的な売買によって振らされやすい需給状況でもあるため、しばらくは見極めが必要である。

また、本日の上昇では全体の8割近くが上昇しており、TOPIX型の幅広いインデックス買いが指数を押し上げたようである。半面、東エレクが指数インパクトの大きい銘柄トップとなっているが、戻りの鈍さが意識されている。インデックス買いによる押し上げに対して戻り待ちの売り圧力も意識されやすく、目先的には28000円を固めつつ28500円接近では戻り待ちの売り圧力には注視しておきたいところであろう。

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情報提供元:FISCO
記事名:「28500円接近では戻り待ちの売り圧力には注視【クロージング】