23日のドル・円は東京市場では111円25銭から109円67銭まで下落。欧米市場でドルは109円83銭まで下落した後、111円59銭まで上昇し、111円27銭で取引終了。

本日24日のドル・円は、111円を挟んだ水準で推移か。米国株式の続落や米長期金利の低下を意識して、リスク選好的なドル買い・円売りは抑制される可能性がある。

23日の米国株式市場は大幅安となった。米連邦準備制度理事会(FRB)はこの日、緊急の連邦公開市場委員会(FOMC)を開催し、無制限の量的緩和を行う方針を全会一致で決定した。この決定を受けて米長期債利回りは低下したが、株式市場の反応は好ましいものではなかった。市場関係者の間からは、「新型コロナウイルスの感染拡大を阻止するために一般人の行動は制限されており、このような状況下で投資家の心理状態がすみやかに改善する見込みは小さい」との声が聞かれている。」

市場関係者の多くは、「世界経済の急激な減速による影響を緩和するために、財政を大幅に拡張し、無制限の量的緩和策を導入することは仕方のないこと」と考えているようだが、一部の市場関係者は「ウイルス感染の拡大が抑制され、終息に向かう時期になっても無制限の量的緩和策が継続している可能性は高い」と想定しており、大規模な金融刺激策がもたらす副作用を懸念しているようだ。

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情報提供元:FISCO
記事名:「今日の為替市場ポイント:米国株安や長期金利低下を意識してドル買い抑制も