日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は23日、前週末比-3.98pt(下落率6.80%)の54.47ptと低下した。なお、高値は59.79pt、安値は54.47pt。前週末の米国市場がニューヨーク州による在宅勤務命令の発令などを受けて大幅下落し、東京五輪の延期も濃厚となるなか、日本時間で朝方には、新型コロナウイルス対策としての2兆円規模の超大型米景気政策について米民主党が反対しているなどの報道も伝わったことから、早朝のシカゴ日経225先物は一時15060円を付ける場面などが見られた。ただ、五輪延期についてはある程度織り込みずであったことや、先週末には一日で2000億円もの規模まで膨れ上がった日銀のETF(上場投資信託)買いへの期待などから、大証の225先物は朝方の安値16190円を付けた後は取引終了の16950円までほぼ一本調子で上がり続ける格好となった。こうした下値不安の払しょく感から、日経VIは低下した。ただ、依然として50pt台という2011年3月の東日本大震災以来の高水準に留まっている。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。
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情報提供元:FISCO
記事名:「日経VI概況:低下、悪材料尽きないながらも、日銀のETF買いなどが安心感に