■NY株式:NYダウは287ドル高、米中貿易摩擦への警戒感が後退

米国株式相場は上昇。ダウ平均は287.97ドル高の25826.43、ナスダックは110.98ポイント高の7441.51で取引を終了した。前週末の米中首脳会談で、追加関税を90日間留保することで合意し、貿易摩擦への懸念後退からアジア・欧州株が全面高となった。投資家心理の改善から買い戻しの動きも広がり、終日上昇となった。セクター別では、テクノロジー・ハード・機器や小売が上昇する一方で電気通信サービスや食品・飲料・タバコが下落した。

貿易摩擦への過度な懸念が後退し、ネット小売のアマゾン(AMZN)、携帯端末のアップル(AAPL)、動画ストリーミングのネットフリックス(NFLX)など主要ハイテク株が上昇。半導体のエヌビディア(NVDA)やマイクロン・テクノロジー(MU)も堅調推移。トランプ大統領がツイッターで、中国が輸入自動車の関税引き下げに合意したと言及すると、自動車大手のゼネラル・モーターズ(GM)やフォード(F)が上昇。原油相場の上昇で、エクソン・モービル(XOM)やシェブロン(CVX)などエネルギー関連会社が買われた。

11月新車販売台数は、フィアット・クライスラー(FCAU)が市場予想を上回る好調となった一方で、フォードは減少した。ゼネラル・モーターズは四半期べ—スの発表に切り替えたものの、11月の販売増加が報じられた。

Horiko Capital Management LLC


■NY為替:米中貿易摩擦解消への期待でドル・円は下げ渋る

3日のニューヨーク外為市場でドル・円は、113円45銭から113円71銭まで上昇し、113円64銭で引けた。米中首脳会談で、貿易戦争を休止することで合意したため、米中貿易摩擦悪化への懸念は後退した。また、関税や貿易政策の不透明感にもかかわらず米国の11月ISM製造業景況指数は予想外に上昇したため、ドル買い・円売りが優勢となった。

ユーロ・ドルは、1.1324ドルから1.1364ドルまで上昇し、1.1354ドルで引けた。ユーロ・円は、128円57銭から129円06銭まで上昇。リスク選好の円売りが優勢となった。ポンド・ドルは、一時1.2699ドルまで下落後、1.2752ドルまで戻した。欧州連合(EU)離脱に対する警戒感がくすぶりポンド売りが優勢となった。ドル・スイスは、0.9995フランから0.9965フランまで下落した。


■NY原油:大幅反発で52.95ドル、米中貿易摩擦の早期解消への期待広がる

NY原油先物1月限は大幅反発(NYMEX原油1月限終値:52.95 ↑2.02)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物1月限は前日比+2.02ドルの52.95ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めて一時53.85ドルまで上昇した。米中貿易摩擦の早期解消への期待が広がったことや米国株式の上昇が好感されたようだ。石油輸出機構(OPEC)加盟国・非加盟国による協調減産への期待も原油先物の上昇を促す一因となったようだ。


■主要米国企業の終値

銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)

バンクオブアメリカ(BAC)  28.54ドル   +0.14ドル(+0.49%)
モルガン・スタンレー(MS) 45.41ドル   +1.02ドル(+2.30%)
ゴールドマン・サックス(GS)191.63ドル  +0.94ドル(+0.49%)
インテル(INTC)        50.13ドル   +0.82ドル(+1.66%)
アップル(AAPL)        184.82ドル  +6.24ドル(+3.49%)
アルファベット(GOOG)    1106.43ドル +12.00ドル(+1.10%)
フェイスブック(FB)     141.09ドル  +0.48ドル(+0.34%)
キャタピラー(CAT)      138.95ドル  +3.28ドル(+2.42%)
アルコア(AA)         32.05ドル   +0.24ドル(+0.75%)
ウォルマート(WMT)      98.75ドル   +1.10ドル(+1.13%)
スプリント(S)         6.27ドル   -0.01ドル(-0.16%)



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情報提供元:FISCO
記事名:「3日の米国市場ダイジェスト:NYダウは287ドル高、米中貿易摩擦への警戒感が後退