6日の欧米外為市場では、ドル・円は下げ渋る展開を予想する。米中間選挙の行方を見守る展開で、波乱を警戒したドル売りに振れやすい見通し。ただ、共和党が上下両院を制する基本シナリオなら、トランプ政策の進展への期待感でドル売りは限定的となりそうだ。

中間選挙の投票は日本時間6日夜から同7日朝までとなり、即時開票作業に入る。今回は期日前投票が多く投票率は前回を上回る見通し。接戦にもつれ込めば開票結果は同7日昼ごろになるだろう。国際金融市場は同選挙の結果に注目しており、本日は様子見ムードが支配しそうだ。ドル・円は大勢が判明するまでレンジ取引気味となろう。113円10銭付近では下値の堅さが意識され、押し目買いが入りやすい。一方で、10月9日に付けた113円39銭をやっと上抜けたことで、上昇余地を探る動きもみられそうだが、113円50銭以上の水準になれば利益確定のドル売りが上値を抑えるだろう。

今回のアメリカ中間選挙は上院100議席の3分の1、下院435議席の争いで、(1)上院共和・下院共和、(2)上院共和・下院民主、(3)上院民主・下院共和、(4)上院民主・下院民主、のいずれかになる。直近の情勢調査から(2)が有力シナリオだが、絶好調の経済情勢から(1)を予想したい。見立て通りならトランプ政権への信任となり、トランプ相場(株高・金利上昇・ドル高)の継続が見込まれる。反面、上院、下院のいずれかで民主党が勝利し、ねじれが生じた場合、政策運営にやや支障をきたすとの見方から、トランプ相場はやや逆流か。(吉池 威)

【今日の欧米市場の予定】
・17:55 独・10月サービス業PMI改定値(予想:53.6、速報値:53.6)
・18:00 ユーロ圏・10月サービス業PMI改定値(速報値:53.3、速報値:53.3)
・19:00 ユーロ圏・9月生産者物価指数(前年比予想:+4.3%、8月:+4.2%)
・24:00 米・9月JOLT求人件数(予想:708.5万件、8月:713.6万件)
・03:00 米財務省10年債入札(270億ドル)
・06:45 NZ・7-9月期失業率(予想:4.4%、4-6月期:4.5%)
・米中間選挙


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情報提供元:FISCO
記事名:「欧米為替見通し:ドル・円は下げ渋りか、米中間選挙でトランプ政権に信任も