11日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:イレギュラー的な価格形成をみせてくる展開には注意
■前場の注目材料:安川電、2Q営業利益305億円、コンセンサス下回る
■ヤフー、信用スコアに年内参入、購買データなどを分析、ID情報を点数化

■イレギュラー的な価格形成をみせてくる展開には注意

11日の日本株市場は、米国市場の急落を受けて、波乱含みの相場展開になろう。10日の米国市場ではNYダウが830ドル超の急落となった。米長期金利の上昇を嫌気し、売りが先行。ムニューシン財務長官が人民元の下落について中国政府による為替操作を調査する方針を示したことで、米中関係悪化への警戒感が広がった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比730円安の22800円とあっさり23000円を下回ったほか、円相場は1ドル112円20銭台と円高に振れて推移している。

シカゴ先物にサヤ寄せする格好から幅広い銘柄が売り先行で始まるが、これにより13週、26週線レベルまで一気に下げてくることになる。そのため、売り一巡後の底堅さを見極める相場展開になりそうだが、インデックスに絡んだ売買により、イレギュラー的な価格形成をみせてくる展開には注意しておきたいところである。

決算が本格化する中で、今後のコンセンサスを図るうえで注目されていた安川電<6506>はコンセンサスを下回ったことも、手掛けづらくさせそうである。もっとも、一昨日の東証システム障害や昨日のソフトバンクG<9984>など、兆候はみられていた感はある。中小型株についてもテリロジー<3356>のストップ安によって個人の需給状況は大きく悪化しており、外部環境に振らされ難い中小型株についても、イレギュラー的な売りに押される可能性はある。

一方で、一気に調整一巡感も意識されてくる。決算評価など個別では堅調な値動きをみせている銘柄も少なくない。超低位株での値幅取りは割り切りスタンスであろうが、決算を手掛かりとした個別対応のほか、好業績ながらも足元の地合い悪化で大きく売り込まれた銘柄などには、自律反発狙いの押し目拾いも意識されてこよう。


■安川電、2Q営業利益305億円、コンセンサス下回る

安川電<6506>は10日、第2四半期決算を発表。営業利益は305億円とコンセンサス(330億円)を下回った。また、2019年2月期の連結純利益が470億円になる見通しだと発表。従来予想の500億円から下方修正している。半導体需要の減速や中国市場の拡大一服など直近の受注動向を踏まえている。


■前場の注目材料

・日経平均は上昇(23506.04、+36.65)
・好調な企業業績
・補正予算への期待
・日銀のETF購入

・ヤフー<4689>信用スコアに年内参入、購買データなどを分析、ID情報を点数化
・キリンHD<2503>、豪州飲料事業の売却検討
・トヨタ自<7203>ボディー19色の「パッソ」発売


☆前場のイベントスケジュール

<国内>
・10:30 桜井日銀審議委員が講演
・11:00 東京オフィス空室率(9月)  2.45

<海外>
・特になし


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情報提供元:FISCO
記事名:「前場に注目すべき3つのポイント~イレギュラー的な価格形成をみせてくる展開には注意