9日の日経平均は大幅に続落。314.33円安の23469.39円(出来高概算15億6850万株)で取引を終了した。国慶節の連休明けの中国市場が大幅下落となり、インデックス主導で大きく下落して始まった。中国関連が下落したほか、為替市場での円高が嫌気され、輸出関連なども軟調。ただし、連休明けの中国市場への警戒感はすでに高まっていたこともあり、売り一巡後は膠着感の強い相場展開が続いた。また、東京証券取引所の一部でシステム障害が発生したことも買いを手控える要因に。

東証1部の騰落銘柄は値下り数が1800を超えており、全体の8割を占めている。セクターでは電気機器、輸送用機器、鉱業、ガラス土石などが下落。一方で、不動産のみがプラス圏を維持した。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、ファナック<6954>などが重石となった。

日経平均は300円を超える下落となり、支持線として意識されていた23500円を下回ってきている。中国株への警戒感は強まっていたため、様子見姿勢の強い中でインデックス売買の影響が大きかった面もありそうだ。テクニカル面では調整トレンド入りがより意識されやすいところではあるが、一方で今後本格化する決算を切っ掛けとした個別物色により、次第に市場に落ち着きが見られてくる可能性もある。明日は安川電機<6506>の決算が予定されている。市場の期待感は強くないものと考えられるが、今後の決算に対するコンセンサスにも繋がるため、サプライズがあることも意識しておきたい。イレギュラー的な価格が形成されやすく冷静に下値を拾いたいところである。

<AK>

情報提供元:FISCO
記事名:「中国株下落は想定内、個別決算対応に【クロージング】