13日のドル・円相場は、東京市場では111円17銭から111円51銭まで反発。欧米市場でドルは112円00銭まで上昇し、111円94銭で取引を終えた。

本日14日のドル・円は、112円を挟んだ水準で推移か。新興国通貨安への警戒感は後退しつつあることや米中貿易協議再開への期待などで、リスク選好なドル買い・円売りは継続する可能性がある。

トルコ中央銀行は13日、政策金利である1週間物レポレートを17.75%から24.00%まで引き上げることを決定した。利上げは予想通りだったが、金利の上げ幅は3.5ポイント程度になるとの見方が多かった。トルコ中銀が大幅な利上げに踏み切った主な理由は、通貨防衛(為替相場の安定化)との見方が多い。トルコ中銀が公表した声明では「必要なら一段の金融引き締めを行う」との見解が示されている。

トルコのエルドアン大統領は以前から利上げに反対しており、この日も会議で、「年末のインフレが中央銀行の予測と一致したのを見たことがない」と指摘している。市場関係者の間からは「大幅利上げによって為替相場の安定性が確保されたとは断定できない」との声が聞かれている。高金利によってトルコの経済成長は著しく鈍化する可能性は残されており、トルコリラ買い・米ドル売りが継続するためには、経常赤字の大幅な縮小などさらなる材料が必要となりそうだ。

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情報提供元:FISCO
記事名:「今日の為替市場ポイント:リスク選好的な円売り継続の可能性