■NY株式:NYダウは27ドル高、アップル新製品発表も小動き

米国株式相場はまちまち。ダウ平均は27.86ドル高の25998.92、ナスダックは18.25ポイント安の7954.23で取引を終了した。携帯端末のアップル(AAPL)の新製品発表会や、大型ハリケーンの接近を控えて様子見ムードとなるなか、米国が中国に新たな通商交渉の実施を提案していることが報じられたことが好感され、一時上げ幅を拡大する場面もあったが、終日小幅な値動きとなった。セクター別では、食品・飲料・タバコや電気通信サービスが上昇する一方で銀行や半導体・半導体製造装置が下落した。

アップルは、iPhoneやApple watchの新モデルを発表したが、概ね事前の観測報道通りの内容となったことから軟調推移。写真共有アプリを手掛けるスナップチャット(SNAP)や半導体のマイクロン・テクノロジー(MU)は、一部アナリストによる投資判断引き下げを受け下落。一方で、通信大手のTモバイル(TMUS)とスプリント(S)は、米連邦通信委員会(FCC)が両社の合併計画に関する審査を一時停止し、ともに上昇した。

地区連銀経済報告(ベージュブック)では、引き続き景気拡大及び労働市場の逼迫が明らかとなった一方で、貿易摩擦により、一部製造業で投入コストが上昇しているほか、一部企業が設備投資を縮小していることが指摘された。

Horiko Capital Management LLC


■NY為替:ドル・円は一時111円12銭、米インフレ関連指標弱含み

12日のニューヨーク外為市場でドル・円は、111円49銭から111円12銭まで下落し、111円25銭で引けた。米国の8月生産者物価指数(PPI)は予想外にマイナスに落ち込みドル売りが優勢となった。その後、米国が中国に対してハイレベルの貿易協議再開を提案したほか、米連邦準備制度理事会(FRB)が公表した米地区連銀経済報告(ベージュブック)で、全米経済活動の緩やかな拡大継続や労働市場のひっ迫、物価圧力が指摘されると、ドル買いが再燃した。

ユーロ・ドルは、1.1578ドルから1.1650ドルまで上昇し、1.1627ドルで引けた。ユンケル欧州委員長がEUと英国がBREXIT合意に達すると約束したことを好感し、ユーロ買いが優勢となった。ユーロ・円は、128円94銭まで下落後、129円81銭まで上昇。ポンド・ドルは、1.2997ドルから1.3079ドルまで上昇した。英国の秩序のあるEU離脱期待にポンド買いが再燃した。ドル・スイスは、0.9740フランから0.9696フランまで下落した。


■NY原油:大幅続伸で70.37ドル、需給ひっ迫への思惑強まる

NY原油先物10月限は大幅続伸(NYMEX原油10月限終値:70.37 ↑1.12)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物10月限は前日比+1.12ドルの70.37ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めて一時71.26ドルまで買われた。米エネルギー情報局(EIA)発表の週間在庫統計で原油在庫が予想以上に減少していたことが要因。イラン産原油の輸出減少の影響も意識されており、需給ひっ迫への思惑で短期筋の買いが活発となった。


■主要米国企業の終値

銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)

バンクオブアメリカ(BAC)  30.43ドル   -0.42ドル(-1.36%)
モルガン・スタンレー(MS) 47.48ドル   -0.38ドル(-0.79%)
ゴールドマン・サックス(GS)228.15ドル  -2.06ドル(-0.89%)
インテル(INTC)        44.93ドル   0.00ドル(0.00%)
アップル(AAPL)        221.07ドル  -2.78ドル(-1.24%)
アルファベット(GOOG)    1162.82ドル -14.54ドル(-1.23%)
フェイスブック(FB)     162.00ドル  -3.94ドル(-2.37%)
キャタピラー(CAT)      144.28ドル  +2.25ドル(+1.58%)
アルコア(AA)         42.02ドル   +1.15ドル(+2.81%)
ウォルマート(WMT)      95.97ドル   -0.67ドル(-0.69%)
スプリント(S)         6.31ドル   +0.23ドル(+3.78%)






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情報提供元:FISCO
記事名:「12日の米国市場ダイジェスト:NYダウは27ドル高、アップル新製品発表も小動き