日本エンター<4829>:238円(+29円)
大幅反発で上昇率トップ。前日に前5月期の決算を発表、営業利益は1.7億円で前期比8.9%減益、コスト削減進展などで従来予想の1.4億円はやや上回る着地となった。一方、今5月期は2.8億円で同62.9%の大幅増益見通しとしており、一部季刊誌予想の1.9億円などを上回ったことからポジティブな見方が強まっている。売上は横ばい見通しながら、収益率の向上を想定しているようだ。


ローソン<2651>:6510円(-60円)
続落。前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は127億円で前年同期比22.0%減、市場予想や会社計画をやや下回ったとみられる。次世代システムへの投資増加が、減益幅が大きくなっている要因に。ただ、既存店増収率が通期の会社計画を大きく下回って推移していたことで下振れ懸念は織り込み済み、下げ幅は限定的なものにとどまっている印象もある。


ハピネス&D<3174>:1103円(+83円)
大幅続伸。18年8月期の年間配当を従来予想の15.00円から20.00円(前期実績15.00円)に増額修正している。配当方針を変更し、同期の配当性向予想を21%としたため。配当性向は毎期引き上げ、22年8月期には30%とする。また、2万株(2000万円)を上限に自社株買いを実施する。取得期間は13日から8月24日まで。発行済株式総数(自社株除く)に対する割合は0.80%。


JXTG<5020>:763円(-31.1円)
大幅続落。原油市況の大幅な下落がマイナス視されている。昨日のNY原油相場は、WTI先物8月限が前日比3.73ドル安と大きく下落、米原油在庫は大幅な減少となったものの、米中貿易摩擦の深刻化による影響で、今後の需要が抑制されるとの懸念が高まったもよう。また、同社に関しては、経営統合する出光興産と昭和シェルへの評価が高まっており、セクター内リバランスの影響なども強まっているとみられる。


カナミックN<3939>:1960円(+138円)
急伸。7月18日付で上場市場が東証1部へ変更になると発表している。社会的な認知度や信用力を高め、投資家層の拡大や資金調達コストの低下、財務・投資戦略の柔軟性確保により、連続的な増収増益を遂げる基盤の確立を目指すとしている。1部上場の翌月末にTOPIX(東証株価指数)の構成銘柄に組み入れられることから、機関投資家の買い需要を見越した先回り買いが入っている。


東エレク<8035>:18445円(-260円)
大幅反落。全体相場は堅調な動きとなっているものの、同社やSUMCOなど半導体関連の一角で軟調な動きが目立っている。米国市場では米中貿易戦争による影響が大きいと懸念されている銘柄が売られており、とりわけ、収益面で中国市場の依存度が高い半導体株が軟調、SOX指数は2.6%の下落となっている。国内関連銘柄も同様に収益への影響を警戒視する動きが強まっているようだ。


ツナグS<6551>:1755円(-43円)
買い先行もマイナス転換。3月26日付で東証マザーズから東証1部へ市場変更すると発表。上場先が1部になるため、同社株は8月末からTOPIX(東証株価指数)の構成銘柄となる。TOPIXをベンチマークとする機関投資家の買いが見込まれるとして、需要拡大期待から買いが先行した。ただ、1部変更を織り込んで先回り買いをしていた向きもあり、材料出尽くし感から売りが優勢となっている。


ソフトバンクG<9984>:9376円(+564円)
大幅続伸。ヘッジファンドのタイガー・グローバル・マネジメントが同社株約10億ドル相当を取得したと伝わっている。株価はアリババなどの資産の価値上昇を反映しておらず、純資産価値を大きく下回っていると指摘しているもよう。同社のADR上昇率は過去1年間で0.1%にとどまっているが、アリババ株は同期間に約30%上昇し、持ち分の価値は約1400億ドルに膨らんでいるとしているようだ。

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情報提供元:FISCO
記事名:「注目銘柄ダイジェスト(前場):日本エンター、ハピネス&D、カナミックNなど