12日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円16銭から110円49銭まで上昇し、110円37銭で引けた。6月の連邦公開市場委員会(FOMC)開催中に発表された米国の米5月消費者物価指数(CPI)は、6年ぶり高水準となったほか、コア指数も1年ぶりの高水準に達しており、FOMCの緩やかな利上げ軌道を正当化したためドル買いが優勢となった。また、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が全会合後の記者会見を検討しているとの報道を受けて、利上げペース加速の思惑が強まり、さらなるドル買いにつながった。

ユーロ・ドルは、1.1801ドルから1.1734ドルまで下落し、1.1745ドルで引けた。欧米の金利差拡大観測を受けたユーロ売り・ドル買いが強まった。ユーロ・円は、130円14銭から129円57銭まで下落。ポンド・ドルは、1.3350ドルから1.3425ドルまで上昇した。メイ英首相が欧州連合(EU)離脱方針に絡んだ政局危機を回避したため、ポンドのショートカバーが強まった。ドル・スイスは、0.9834フランから0.9874フランまで上昇した。


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情報提供元:FISCO
記事名:「NY為替:ドル強含み、米利上げペース加速の思惑強まる