皆さん、こんにちは。フィスコ企業リサーチレポーター馬渕磨理子です。まずは、先週のマーケットを振り返ってみましょう。

ドル・円は週初に105円67銭まで買われましたが、その後は伸び悩みました。アメリカの低金利政策の長期化が改めて意識されたことから、ドル買い・円売りの取引は縮小し、2月10日に一時104円41銭まで下落しています。週後半は主に104円台後半で推移し、104円93銭で週末の取引を終えました。

ユーロ・円は、週初に127円13銭まで買われた後、2月9日に126円44銭まで下げましたが、米長期金利の低下を意識したユーロ買い・米ドル売りが観測されており、週末には127円18銭まで戻して取引を終了しています。

さて、今週のマーケットはどうなるのか?各通貨の見通しについて住信SBIネット銀行の「ウィークリーレポート」を見てまいりましょう。

ドル・円は『底堅い値動き』を予想しています。『新型コロナウイルスの感染流行は米国経済に強い打撃を与えていることから、米連邦準備制度理事会(FRB)は景気回復について慎重姿勢を保っている』と伝えています。また、『パウエルFRB議長は2月10日の講演で、コロナ感染の拡大による回復の遅れを指摘し、改めて緩和的な金融政策の長期化方針を述べた』と振り返る一方で、『株式市場などで追加経済対策への期待は持続しており、米長期金利は下げ渋っていることから、リスク回避的なドル売り・円買いは抑制されるとみられる』と考察しています。

ユーロ・円については『下げ渋り』を予想しています。『ユーロ圏の消費者信頼感や企業景況感がただちに改善する可能性は低いとみられるが、原油価格の安定や欧米諸国の株高は、ユーロ買い・円売りにつながる』と伝えています。また、『欧州中央銀行(ECB)はユーロ安誘導を意図していないとみられており、ユーロ売り・円買いを抑制する一因となる』と予想しています。

ポンド・円は『もみ合い』を予想しています。『ジョンソン英首相は英国の回復に慎重な見通しを示しており、1月小売売上高などの経済指標が市場予想を下回った場合、リスク回避的なポンド売りがやや強まる可能性がある』と伝える一方で、『英中央銀行はマイナス金利の導入には否定的であること、原油価格の高止まりを意識したポンド買いが観測されており、対円レートは主に144円台でもみ合う状態が続くとみられる』と予想しています。

豪ドル・円は『弱含み』を予想しています。『豪準備銀行(中央銀行)の2月理事会議事要旨の発表があり、緩和政策の長期化が改めて意識されるとみられ、豪ドルは買いづらい』と伝えています。また、『1月雇用統計の発表も注目され、失業率は中銀の中央シナリオである今年末6%程度にどの程度近づけるか、雇用者数は増加を維持できるのかなどが焦点となる』とみられています。

参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、住信SBIネット銀行サイト内の「ウィークリーレポート」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコ企業リサーチレポーター 馬渕磨理子


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情報提供元:FISCO
記事名:「米低金利政策の長期化を再認識する一方で、米長期金利は下げ渋り 住信SBIネット銀行(馬渕磨理子)