ゴールドマンサックスの株式ストラティジストは株式相場の速やかな回復と長期にわたる回復に違いをもたらす投資家の心理改善に重要な点は以下の3点だと指摘している。

1.どの程度速やかに新型ウイルスの蔓延を抑制できるか
2.ビジネスが、90日から180日維持することができる十分な資本や流動資金にアクセスできるか
3.財政刺激策が成長見通しを安定させることができるか

もし、短期的なビジネス閉鎖が債務不履行や閉店、恒久的な雇用削減につながった場合、企業収益の伸びに与える損害は、新型ウイルス蔓延が終息後も長期化する可能性があると警告している。

経済においても、世界経済が恐慌入りするとの不安も強まりつつある。ゴールドマンサックスのエコノミストは米国経済が1−3月期に6%マイナス成長に落ち込んだのち、4−6月期には24%のマイナス成長に落ち込むと予想。2020年の世界経済は1%のマイナス成長を予想している。また、モルガンスタンレーのエコノミストは4−6月期経済が30%のマイナス成長に落ち込む可能性を警告。米連邦準備制度理事会(FRB)のブラード・セントルイス連銀総裁はかなり悲観的で、4−6月期の失業率が30%まで急伸し、成長は50%のマイナスに落ち込むと警告している。

米連邦準備制度理事会(FRB)は無制限に国債や不動産担保証券(MBS)の購入で金利を低く抑え、融資などで企業や市政機関支援する計画を検討している。ただ、今後8週間のうちに新型ウイルス蔓延抑制や財政支援策で断固とした進展がなければ、消費者もビジネスオーナーも経済活動の正常化を始められない。



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情報提供元:FISCO
記事名:「NYの視点:世界恐慌への不安