3日の米国債券市場では、米国株高にもかかわらず米長期債利回りはやや低下した。また、5年債利回りは上げ渋り、3年債との利回り格差は2007年以来初めて逆転した。(−1.25bp程度)この日発表された11月ISM製造業景況指数は予想に反して59.3に改善し、10月実績の57.7を大幅に上回ったが、債券市場は反応しなかった。

 市場関係者の間では、「米中首脳会談で新たな関税を一時的に見送り、貿易摩擦をこれ以上悪化させないことで双方が合意したことは歓迎されるが、貿易協議は難航する可能性がある」との声が聞かれている。そのため、安全資産である米国債の需要が急減する可能性は低いとみられている。また、一部の市場関係者は「米中貿易摩擦が解消された場合、2019年に3回程度の利上げが行なわれる可能性は高まる」と指摘しており、「その場合、2年債と10年債の利回り格差は逆転する」と予想している。
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情報提供元:FISCO
記事名:「米債イールドカーブの平坦化が意味するもの