13日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開となろうが、下値の堅さは意識されそうである。12日の米国市場はまちまちながらも、米国が中国に新たな通商交渉の実施を提案していることが報じられたことが安心感につながっている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比25円高の22645円だった。円相場は1ドル111円20銭台で推移している。

 注目されていたアップルの新作発表会は、概ね事前観測通りにiPhoneやApple watchの新モデルが発表されたこともあり、反応は限られている。前日に大きく売られていたマイクロン・テクノロジーは、この日も4%を超える下落となっており、半導体株への手掛けづらさが意識される。もっとも、AMDは7%を超える上昇となるなど、半導体関連には選別色が強まることになりそうだ。

 また、先物市場では週末に控えている先物・オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)に伴うロールオーバー中心の売買であるが、建玉ベースではTOPIX先物に続き、前日に225先物も限月が逆転しており、順調にロールが進んでいる状況であろう。波乱の展開は考えづらく、また日銀は今月5回目(8月は2回)のETF買い入れを行うなど、波乱展開の中での下値支えとしては安心感につながろう。

 こう着ながらも下値の堅さが意識されるようであれば、個人の売買も盛り返してくる可能性もあり、需給懸念が意識される中小型株への見直しも意識しておきたいところ。また、昨日は中小型株の弱さが目立っていたが、上方修正ながら地合いに押される格好の中小型株などは、イレギュラー的に下げている面もあるため、冷静に押し目を拾っておきたいところである。
<AK>

情報提供元:FISCO
記事名:「こう着ながらも下値の堅さは意識されそう