日経平均は5日ぶり反発。直近4日で800円あまり下落していたため、本日は自律反発に期待した買いが先行して69円高からスタートすると、朝方には上げ幅を119円まで広げる場面があった。しかし、国際通貨基金(IMF)の世界成長見通し引き下げやトランプ米大統領の利上げけん制発言などを受けて9日の米NYダウは下落、為替相場も円高傾向が続いているとあって、買いが一巡すると伸び悩む展開となった。後場の寄り付き直後には一時95円安となったが、日銀による上場投資信託(ETF)買い入れ観測を支えに持ち直した。

大引けの日経平均は前日比36.65円高の23506.04円となった。東証1部の売買高は13億4506万株、売買代金は2兆6330億円だった。業種別では、鉱業、水産・農林業、その他金融業が上昇率上位だった。一方、化学、パルプ・紙、情報・通信業が下落率上位だった。

個別では、ファーストリテ<9983>が2%を超える上昇となり、日経平均を約51円押し上げた。明日発表予定の決算に期待した買いが入ったようだ。三菱UFJ<8306>や三井住友<8316>といったメガバンク株もしっかり。一部証券会社の目標株価引き上げが観測された東海カーボ<5301>は7%高。ユニファミマ<8028>は傘下のユニー売却を検討と報じられ急伸した。また、多木化学<4025>が3日連続で買い気配のままストップ高比例配分となり、好決算のネクステージ<3186>や提携観測が伝わったエーアイテイー<9381>なども東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、米シェアオフィス大手への追加出資検討が伝わったソフトバンクG<9984>は5%超安。任天堂<7974>、トヨタ自<7203>、ファナック<6954>、キーエンス<6861>などもさえない。また、アトラ<6029>は一部報道を受けてストップ安水準まで売られた。
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情報提供元:FISCO
記事名:「日経平均は5日ぶり反発、自律反発に期待も戻り鈍く