「エイズ(AIDS)=後天性免疫不全症候群」は、治療する方法がなく死に至る病……。今なお、そう認識されているケースがかなりあるようですが、実は、エイズになっても普通の日常生活を送る方はたくさんいらっしゃいます。

 

エイズは、HIVというウイルスに感染することによって免疫機能が正常に働かなくなっていく病気です。HIVに感染すること=エイズ、というわけではありません。感染に気づかずウイルスを抑える治療を行わなければ、感染から数年~10年を経てエイズという状態になるのです。ウイルスに感染してからエイズを発症するまでの間に、血液検査を受けてHIVに感染していることが分かれば、エイズにならないように治療を行うことが可能です。

 

また、たとえ感染に気づかずエイズを発症しても、その後に適切な治療を受ければ「死に至る」病気ではないのです。ウイルスを排除したり、投薬が不要になることはありませんが、免疫状態をコントロールして病気とうまく「共存」することは可能なのです。

 

 

■「がん」で死ぬ時代の“終わり”

 

かつては「不治の病」と認識されていた病気でも、早期発見が可能になり、治療法が進歩することで死に至らずに済む可能性があります。その代表的なものが「がん」といえるでしょう。

 

まだ、がんで命を落とす方はいらっしゃいます。発見が遅れたり、適切な治療を受けられなかったり、行った治療が無効であった場合は、命に関わるケースもあります。一方で、早期発見されたおかげで手術のみで完治するケースもあります。進行したがんでも、適切な治療を受けることで、うまく共存できたり、がんが消えるケースもあるのです。

 

様々な観点から、がんで死ぬ時代は終わりを告げようとしています。これからは、がんと診断された後に「どう生きるか」を考えていく時代なのです。

 

 

■「一生の病気」と思われがちな病

 

また、必ずしも死に至る病気ではないけれど、診断されたら「一生付き合っていくしかない」と勘違いされている病気もたくさんあります。代表的なものが、生活習慣病と呼ばれる糖尿病・高血圧・高脂血症です。

 

私の病院でも、主治医から「薬は一生必要」と言われてしまい、ご本人も「これは体質だから」とあきらめて投薬を続けている方に、「本当は血糖値も血圧も自分でコントロールできるものなのだ」ということを思い出していただき、薬が不要な状態になった方が何人もいらっしゃいます。

 

「生活習慣」病という名の通り、生活習慣の積み重ねによって一時的に血糖値が高くなったり、血圧が上がりやすくなっていただけなのです。「生活習慣」の中には、食事や運動だけでなく「考え方や物事の捉え方のクセ」も含まれます。病気になりやすい脳の動かし方を続けていると、それが「悪習慣」となって病気を生み出してしまうのです。

 

「習慣」は自分が意識しないうちに沁みついてしまったただの「クセ」ですから、後からいくらでも改善できます。病気を生み出した原因となる習慣が改められれば、わざわざ薬でコントロールする必要はなくなるのです。

 

一生薬が必要だと思っている人たちは、この「習慣」を改めるのではなく、薬や医者に「頼って」自分の血糖値や血圧を自分でコントロールする権利を放棄してしまっている人たちです。薬任せ・医者任せでは、本当の健康は手に入りません。

 

 

■アトピーや花粉症を「やめる」方法

 

同様に、「これは一生付き合うしかない」と勘違いされている病気に、アレルギー感染疾患が挙げられます。アトピーや喘息、花粉症などです。

 

私自身も、小学生のころから「アレルギー性鼻炎」と診断されて、ずっと鼻がつまっていましたが、大人になってサプリメントを中心とした栄養療法を行ってみると、アレルギー性鼻炎の症状は全く出なくなったのです。

 

アレルギーの検査をすれば、ハウスダストなどアレルギー反応の数値が高く出る項目はあります。でも、大事なことは、「体が訴えたいことの表現としてその症状を引き起こしているかどうか」なのです。数値が高くても、体が反応しなければ治療も必要ありませんし、日常生活にも何の支障もありません。一度アレルギーと診断されたから「一生付き合わなければいけない」と勘違いしている方は、一度「何のためのそのアレルギー症状を作り出したのか」を考えてみるといいでしょう。症状を出し始めた頃にさかのぼって原因を探れば、その症状をやめる方法もすぐに見つかります。

情報提供元:citrus
記事名:「エイズは今や「不治の病」じゃない…? 意外と知らない病気に関する“勘違い”