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「お気に入りの白いシャツにジーンズの色が移ってしまった……」そんな経験がある人も多いのではないでしょうか?この記事では洗濯ライターの筆者が、洗濯物の色移りトラブルに見舞われたときの対処方法をお伝えします。タイミングとやり方を間違えなければ色移りは落とすことができるので、紹介しているステップに沿って実践してみてくださいね。

色移りを落とすときは、粉末の酸素系漂白剤を使う

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筆者が色移りを落とす際に使っているのは、アルカリ度の高い粉末の酸素系漂白剤です。

衣類に使われている染料は酸性である場合が多いので、その色を落としたいときは反対の性質を持つアルカリ性の洗剤で洗うと落ちやすくなります。

一般的には「色移りには、弱アルカリ性の洗濯洗剤を使うとよい」といわれますが、筆者の経験上、残念ながらあまり効果は期待できません。

もし弱アルカリ性の洗剤で色移りが落とせるとしたら、弱アルカリ性の洗剤で色柄ものを洗うことができないということになります。

弱アルカリ性の洗剤は中性洗剤に比べると洗浄力が強いので、何度か繰り返し洗えば移った色が薄くなる場合もありますが、衣類へのダメージもその分大きくなります。

そのため、色移りを落としたい場合は弱アルカリ性の洗濯洗剤よりも、よりアルカリ度の高い粉末の酸素系漂白剤を使ったほうが手取り早いです。衣類は洗濯時や脱水時の摩擦により痛むので、洗浄力の弱い洗剤で繰り返し洗うよりも、洗浄力の高い漂白剤を使って一度で落としてしまう方が衣類が痛みにくいといえます。

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筆者おすすめの酸素系漂白剤は「オキシクリーン」。もしくは、100円ショップなどで販売されている「オキシウォッシュ」です。

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酸素系漂白剤の中でトップクラスに汚れ落ちがよく色柄物にも使えます。初めて使う人であれば、100円(税抜)で買える120g入りのオキシウォッシュがいいですね。

ちなみに、酸素系漂白剤には液体タイプのものもありますが、性質がアルカリ性ではなく弱酸性(もしくは酸性)なので、色移りを落とす上では効果がありません。注意しましょう。

白物衣類には、塩素系漂白剤を使う

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先ほど酸素系漂白剤がおすすめとお伝えしましたが、色移りした衣類が白物の場合は、塩素系漂白剤を使うとより染料を落としやすくなります。

具体的には、以下のように使い分けましょう。

  • 色柄物には、粉末の酸素系漂白剤
  • 白物には、塩素系漂白剤

塩素系漂白剤はツンとしたニオイが特徴の漂白剤で、酸素系漂白剤に比べてさらにアルカリ度が高くなります。

漂白効果が強く色移りもしっかり落とせますが、定着している染料まで落としてしまうので、白い衣類にしか使えません。

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色移りを落とす方法

色移りを綺麗に落とすには「洗濯物が乾く前にアルカリ性洗剤で再度洗い直す」、これが基本です。一度乾いてしまうと色移りした染料が定着し、落ちにくくなってしまいます。

色移りに気がついたら、すぐに対処するようにしましょう。

用意するもの

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  • 粉末の酸素系漂白剤(オキシクリーンなど)
  • 塩素系漂白剤(ハイターなど ※白物衣類のみ)
  • 手袋(手荒れ防止)

洗い方

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それでは、実際に洗濯物の色移りを落としていきましょう。

酸素系漂白剤を使用する場合

酸素系漂白剤(粉末)の主な成分は過炭酸ナトリウムです。40度以上のお湯に溶かすとたくさんの酸素が発生し、汚れを包み込んではがします。色移りを解消するには、少し高めの50℃ほどのお湯を使用しましょう。そうすることで洗濯途中に温度が下がりすぎず、汚れを落とす気泡を効率的に発生させることができます。

1. 容器に衣類が浸かるほどのお湯を張り、規定量の酸素系漂白剤を入れる。

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電気ケトルでお湯を沸かし、水を加えて温度を調整します

2. 漂白液の中に色移りした衣類を入れて、1時間ほどつけ置きする。

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衣類の素材がポリエステルやアクリルの場合は、酸素系漂白剤で漬け置きすると色が目立たなくなることが多いです

3. 浸け置き後、弱アルカリ性の洗濯用洗剤を用いて、洗濯機で通常洗いをする。

4. 洗い終わったら天日干しをする。

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色移りの染料によっては、太陽光に当てると色がより薄くなる場合もあるので、陰干しではなく天日干しがおすすめ

塩素系漂白剤を使う場合

1. 容器に衣類が浸かるほどの水を張り、規定量の塩素系漂白剤を入れる。

2. 漂白液に色移りした衣類を入れて、30分つけ置きする。

3. よくすすいでから、洗濯機で洗う。このとき、洗剤は弱アルカリ性の洗濯用洗剤を使い、すすぎは必ず2回行う。

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漂白剤が残っていると一緒に洗った衣類が脱色されてしまう可能性があるので、単独洗いか白物のみで洗ってください

4. 天日干しをする。

時間が経った色移りは、落とすことができる?

「色移りは洗濯物が乾く前に対処するのが重要」とお伝えしましたが、時間が経ってしまった衣類の色移りに有効なのは、塩素系漂白剤のみです。

しかし、塩素系漂白剤は白物の衣類にしか使えません。また、塩素系漂白剤を使ったからといって、時間が経った色移りを完璧に落とせるとは限らないでしょう。試してみても落とせなかった衣類や色柄物の場合は、染み抜きに対応しているクリーニング店にお任せしましょう。

色移りをあらかじめ防ぐ方法は?

色移りした染料を落とす行為は、衣類へのダメージリスクを伴います。そのため、色移りが起きる前に原因と対処方法を理解して、未然に防げるようになるのが一番です。

色移りが起きる原因

衣類に定着させている染料が溶け出し、別の衣類に移ってしまうのが色移りです。

濃色の衣類ほど染料をたくさん使っており、染料の定着率を表す「染色堅ろう度」が低いため、色移りが起こりやすくなります。

また、衣類を脱水する際に洗濯槽が回転することによる遠心力や、洗濯機の中に長時間濡れたままの洗濯物を放置することによる湿気によっても、色移りが起こる場合があります。

色移りを起こさない洗濯の仕方

それでは、具体的にどのようなことに気をつけて洗濯をすればいいのでしょうか?いくつかポイントを解説します。

基本は分けて洗う

特に買ったばかりの色の濃い衣類は染料が溶け出しやすく、白物衣類に移るリスクが高まります。白物と色柄物は分けて洗いましょう。

色落ちテストをする

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買ったばかりの衣類も一緒に洗いたい場合は、色落ち具合を確かめてから洗います。

確かめる方法は簡単。白いキッチンペーパーか布を指に巻きつけて、使用する洗剤を溶かした水をつけます。

それを洗う衣類に押し付けて色が移ってしまうようなら、色移りの危険性が高いので、その衣類だけ別に洗いましょう。

衣類を裏返してネットを使用する

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基本的に衣類の表面に多くの染料が使われているので、洗濯物を裏返しにして洗濯ネットを使用することで色移りのリスクは低くなります。

色移り防止シートを入れて洗う

ドラッグストアやネット通販などで購入できる、色移り防止シートを使うのもひとつの手です。たとえば、Dr.Beckmann (ドクターベックマン)の「カラー&ダートコレクター 色移り防止シート」などがあります。

色移り防止シートは、衣類から溶け出した色素や汚れをシートに付着させることで、他の衣類への色移りや汚れ移りを防いでくれます。

シートを1枚入れるだけで、色柄物も白物も一緒に洗えるので便利ですよ。

中性洗剤を使う

濃い色の衣類を洗う場合は、おしゃれ着用などの中性洗剤を使うことでも衣類の色移りは防止できます。どうしても白物と色柄物を一緒に洗いたい場合は中性洗剤を選びましょう。

冷たい水で洗う

染料は冷たい水では溶け出しにくいのですが、お湯には溶けやすい性質があります。新しい衣類を購入した場合、まだ温かいお風呂の残り湯などを洗濯に使うとリスクが高くなりますので、色移りが気になる場合は水で洗いましょう。

色移りには漂白剤を、だけど未然に防ぐことが大切

もし色移りしてしまったら、できるだけ早く漂白剤で洗うこと、これだけはぜひ覚えておいてくださいね。

色移りしたまま乾かしてしまうと、元に戻すのは非常に難しくなってしまいます。干す前に必ず確認するようにしましょう。色移りは未然に防ぐことができますので、記事で紹介した内容をぜひ実践してみてください。

情報提供元:トクバイニュース
記事名:「洗濯物の色移りは〇〇で落とす!簡単ステップで洋服をキレイに