警察官が持つ特殊装備として、真っ先に思い浮かぶのは「拳銃」でしょう。銃規制が厳しい日本では、警察官・自衛官を除いてほぼ拳銃を持つことができません。そんな日本の警察官が持ち歩いているのは「M360サクラ」というオリジナル仕様の拳銃です。気になるその値段は1丁あたりいくらするのか、調べてみました。

警察官の拳銃は警察庁が一括購入する

警察官の拳銃といえば、小説のタイトルにもなった「ニューナンブ」がよく知られていますが、10年以上前に生産は終了。現在は、米スミス&ウェッソン社の回転式拳銃「M360」を、日本警察向けにアレンジした「M360サクラ」をメインに購入しているのです。

SPや特殊部隊など、用途専用の別なモデルを持つ警察官もいますが、大部分の警察官はM360サクラを1人1丁ずつ持っています。制服で警察官が出動する際は原則、拳銃を身につけることが規則になっていて、女性警察官も例外ではありません。

M360サクラは毎年、警察庁が全国分をまとめて一括購入。そこから各都道府県警に配布され、現場の警察官に貸し出されます。つまり、警察官は拳銃を自分で買って持つのではなく、各都道府県警から借りて使う形になっています。

警察官の拳銃は1丁あたり約9万円

警察庁の資料によると、2016年度の場合、警察庁は銃器を3,920丁購入していました。そして、M360サクラを納入していると思われる会社に支払われた金額は約3億6千万円。別の銃もわずかに含まれるため、M360サクラ分を3,900丁として計算すると、1丁あたり約9万2千円という計算です。

ちなみに、スミス&ウェッソンのWebサイトには、M360の定価が掲載されており770ドル。日本円に直すと約8万5千円です。日本の警察庁の購入金額は、アメリカでの定価の約1割増しほどです。

M360サクラは日本の警察向けに細かい仕様が追加されています。そのことを考慮すると、警察庁が購入している警察官の拳銃の価格は、妥当なレベルといえそうです。

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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「警察官の拳銃「M360サクラ」の値段は1丁9万円