追い越し禁止の標識もなく、無茶な追い越しをしたわけでもないのに、なぜか交通違反になった…そんな経験がある人は多いはず。じつは「追い越し」は標識がない場所でも、さまざまな禁止事項が決められています。なかには、意外と知られていない追い越し禁止ポイントもあるので注意しましょう。

追い越し禁止場所は黄色や白色の実線

道路交通法では「追い越し」について「車両が他の車両等に追い付いた場合において、その進路を変えてその追い付いた車両等の側方を通過し、かつ、当該車両等の前方に出ることをいう」と規定しています。

例えば、車線左側を走る原付自転車を右側からまっすぐ走り前に出た場合、追い越しではありません。一方、2車線以上の道路で車線を変更したり、対向車線にはみ出て前の自動車を抜かす場合は追い越しです。

それでは、追い越しが禁止されている場所はどこでしょう。一番分かりやすいのは、追い越し禁止の標識が出ている道路です。また、道路のセンターラインが黄色や白色の実線で引かれている場合、センターラインをはみ出して追い越しをしてはいけないという意味になります。

これらの追い越し禁止場所は、各都道府県の公安委員会がそれぞれの道路の事情に応じて指定しています。一方、公安委員会の指定とは別に、道路交通法で追い越し禁止場所と決められている場所もあるのです。

追い越し禁止で注意したい交差点付近

法律で追い越しが禁止されている場所も意外と多く、すべて挙げていくと「曲がり角、上り坂の頂上付近、急勾配の下り坂、片側1車線のトンネル、交差点・踏切・横断歩道・自転車横断帯のそれぞれ30m以内」となります。

このうち、とくに注意したいのが交差点付近です。例えば、2車線道路の左側車線を走り交差点に近づいた際、左折待ちの自動車を右側車線に出て追い越してしまうと、追い越し違反です。

追い越し禁止でない道路でも、追い越し方によって違反になるケースがあります。有名なのは左側からの追い越しですが、それ以外にも追い越し中の自動車をさらにその右から追い越す「二重追い越し」も違反です。

また、追い越しをする側ではなくされる側が違反になることもあります。例えば、追い越されるのを嫌ってスピードを上げて邪魔をするというもので、「追い付かれた車両の義務違反」という違反になります。

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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「うっかり追い越したら交通違反になる場所とは?