世界で唯一のオートバイ用モービル機、八重洲無線の「FTM-10S」は、2020年の生産分で非公式ながら終了がアナウンスされている貴重なアマチュア無線機です。そのラインアップには、初めてアマチュア無線に接するライダー向けに、アンテナなどの無線運用に必要な機材をすべて同梱したオールインワンのパッケージ商品があります。

アマチュア無線機にアンテナなど付属

「FTM-10S JMK」は、実勢価格41,000円のFTM-10S(無線機本体)に、メーカーオプションのAMラジオ放送受信対応VHF/UHFアンテナ「YHA-10」、ナンバープレート基台「AMK-1」、同軸ケーブル(2m)「COX-2MM」、ハンドルバー用マルチアングルブラケット「MMB-M11」の4点が付属します。

これらが揃っているので、他に購入する機材はありません。このセット内容でJMKパッケージの実勢価格は46,000円と、本体価格に5千円アップという価格設定なので、かなりお得になっています。

初めてのアマチュア無線機としてFTM-10Sを購入する人は、JMKパッケージの購入がお得です。とはいえ、オールインワンのJMKパッケージですが、すべてのオートバイやユーザーの使い方に100%マッチするわけではありません。

アンテナと基台は別途購入がおすすめ

アンテナの「YHA-10」は全長48cmで、144MHz帯の運用にはアースが必要です(アースを取らないとアンテナの性能が発揮できない)。144MHz帯の運用をしたいのであれば、全長70cm以上でアースを必要としないノンラジアルアンテナに交換しましょう。

アンテナを取り付ける基台の「AMK-1」は、ナンバープレートに共締めするタイプで取り付け角度の調整機構がありません。ナンバープレートにはナナメに角度が付いているので、アンテナが垂直にならないのです。

これではアンテナの性能を保てませんし、バランスが悪く見えます。また、前後方向のスライド機構もないため、アンテナとテールカウルが干渉してしまう可能性も…。JMKパッケージを購入しても、アンテナとアンテナ基台はアンテナメーカーの製品を別途購入することをオススメします。

とはいえ、残った同軸ケーブル「COX-2MM」とハンドルバー用マルチアングルブラケット「MMB-M11」の2つだけでも5千円以上するので、FTM-10S JMKパッケージは十分にお得です。

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情報提供元:ラジオライフ
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