高速道路の「ETC割引」には、ETC休日割引のように軽自動車・バイク・普通車のみが対象となるものが注目されています。一方、あまり知られていませんが、バスやトラックなど大型車限定のETC割引もじつは行われています。ETC利用で首都高が20%オフになる「環境ロードプライシング割引」を見ていきましょう。

環境ロードプライシング割引の経緯

「ETC割引」のうち、大型車・特大車以上限定で適用されるのが、首都高速と阪神高速が行っている「環境ロードプライシング割引」です。ネーミングからもわかる通り、環境問題が深く関係した割引サービスになります。

首都高速横羽線は周辺工場を含めて、4大公害裁判のひとつとして有名な「川崎公害訴訟」の対象となっていて、裁判の結果として首都高速は横羽線の大型トラック通行量を減らす努力が必要になりました。

また、阪神高速神戸線は、高架下の国道43号線とともに「西淀川公害訴訟」の対象とされ、裁判結果により阪神高速も神戸線の大型トラック通行量を減らす義務を負っているのです。

環境ロードプライシング割引の区間

首都高速の環境ロードプライシング割引は、横羽線大師ランプ~浅田ランプ間を迂回して湾岸線または湾岸線~大師線をETC利用で通過すると、神奈川県区間のみの場合10%、湾岸環八・空港中央と神奈川県区間の場合15%、東京・埼玉・千葉と神奈川では20%(上限1000円)が割引となります。

一方の阪神高速の場合、神戸線摩耶出入口~西長堀出入口を迂回して湾岸線をETC利用した場合に適用。割引率は、天保山出入口・大開出入口以西のみ利用では30%、天保山出入口以東まで連続走行したケースでは10~15%です。

なお、阪神高速のロードプライシング割引は、大型車・特大車のほか、ETCコーポレートカードを所有している中型車でも利用可能となっています。ただし、中型車で割引を受けるためには、事前登録が必要です。

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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「首都高20%オフの大型車限定の「ETC割引」とは