高速道路に乗ると、ETC2.0キャンペーンの広告をちらちらと見まかけます。その一方で、一般家庭のクルマにはなかなかETC2.0の普及は進んでいません。その理由は、高速料金的にあまりメリットがないことにありますが、実はETC2.0を使うと高速料金でなくガソリン代の節約につながるケースもあるのです。

ETC2.0車載器は従来型よりも高い

ETC2.0は、従来からあるETCに比べると扱う情報量が飛躍的に増え、通行料金以外に道路交通情報なども受信可能です。このメリットは、ETC2.0対応のカーナビと合わせて利用すると実感することができ、高速道路では最大1000km分の道路交通情報が表示されるようになります。

しかし、幅広い道路交通情報が増えただけでは、ETC2.0を選ぶ理由としては弱いところがあります。というのも、ETC2.0車載器は従来型車載器より1~2万円ほど高く、わざわざ道路交通情報のためだけにこの料金を払うという人は少数派でしょう。

ETC2.0限定の通行料金割引があるとなればより普及が進みそうですが、いまのところETC2.0限定で割引となるのは、法人向け大口割引を除くと全国でも圏央道(茅ヶ崎JCT~久喜白岡JCT)・新湘南バイパスのみです。

ETC2.0に用意されている限定サービス

通行料金的には、いまのところETC2.0のメリットは首都圏の限られたドライバーのみですが、実はETC2.0には高速料金以外でおトクになる限定サービスが用意されています。それは、「高速道路を一旦降りても一定時間内に戻れば連続乗車扱いになる」というものです。

「賢い料金」と呼ばれるこの仕組みは、全国にある23か所のICで実施中。IC近くにある道の駅へ立ち寄ることを条件に、高速道路を一旦降りても1時間以内に元のICへ戻れば、連続走行扱いとなります。

もともとは、SA・PAの新設が難しい場所では近くにある道の駅を活用しようということで始まったサービスですが、実は連続乗車は道の駅に設置されたETCゲートを通過することだけが条件。つまり、道の駅の駐車場に入ってすぐ出て他の店舗・施設を訪れても適用になるのです。

ETC2.0でガソリン代を640円節約する

1時間といえば短いように感じますが、IC近くに店舗があればラーメン屋で食事をしてガソリンスタンドで給油する程度は十分可能。とくに、ガソリンスタンドについては高速道路を出られるメリットは大。というのも、SA・PAのガソリン価格は沿線の一般道より高いためです。

例えば、「賢い料金」実施ICのひとつ、高崎玉川スマートICの場合、最寄りの上里SA(下り)のガソリン価格は158円/lでした。一方、同日の高崎玉川スマートICにほど近いガソリンスタンドの価格は142円/lです。

1lあたりのガソリン価格が16円違うとなれば、満タンで40l入れると、高速道路外のガソリンスタンドの方が640円もおトクになります。すでにETC2.0車載器を設置しているドライバーは、ぜひ試してみるとよいでしょう。

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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「ETC2.0の意外なメリット「ガソリン代節約」とは