2017年に東名高速から東関道までつながった圏央道は、首都圏をバイパスする高速道路としてフル活用されています。その圏央道を走ると気づくのが、昼間から大型トラックの割合が非常に高いこと。実は、圏央道の高速料金には運送会社におトクな割引サービスがETC2.0限定であるのでした。

圏央道にはETC2.0限定割引が存在

圏央道を走る自動車に昼間から大型車が多いことは「全国道路・街路交通情勢調査」からもわかります。最新の2015年版では、圏央道入間IC付近での昼間12時間交通量は小型車2万6054台・大型車1万3440台。一方、都心環状線京橋ランプ付近は小型車5万7048台・大型車5420台と大型車の割合が少なくなります。

圏央道を走行する大型車の割合が多い理由には、開通後に物流拠点が沿道に増えてきたといった理由もあります。しかし、もっと大きな理由として業務で大型車を利用すると圏央道経由の通行料金が安くなるサービスがあるのです。逆に、通行料金が安いから圏央道沿線に物流拠点が増えたともいえるでしょう。

その鍵が「ETC2.0」にあります。ETC2.0には、いまのところ限定の通行料金割引があまりないことから、一般ドライバーであれば通常のETCで十分という状態です。ところが、数少ないETC2.0限定割引が行われているのが圏央道(新湘南バイパスを含む)と大口割引なのです。

ETC2.0で大口割引の割引率がアップ

圏央道の茅ヶ崎JCT~久喜白岡JCTと新湘南バイパスは大都市近郊区間のため通行料金が割高です。しかし、ETC2.0を利用した場合、車種に関係なく平日料金は郊外の「普通区間」と同じ料金水準まで割引になります。ちなみに、0~4時の走行に関してはこの割引はなく、ETC深夜割引のみの適用です。

そして、ETC2.0にはもうひとつ、大口ユーザー向けの割引特典があります。通常のETCにも東名高速などNEXCOが指定する「高速国道」の大口割引がありますが、ETC2.0を利用すると割引率がさらに10%アップ。例えば、月3万円を超えた通行料金分については、通常30%OFFのところが40%OFFになるのです。

さらに、圏央道については高速国道に入っていないため通常のETCでは大口割引の対象外ですが、ETC2.0に限って大口割引を受けることができます。なお、割引率の基準となる月額利用料金については、高速国道と圏央道は別々に計算する仕組みです。

一方、首都高速も大口割引サービスがありますが、こちらは最大でも割引率は20%。さらに、首都高速経由の方が圏央道経由より通行料金が安い場合、圏央道経由でも首都高速経由と同じ料金にするシステムも2016年4月1日から導入。大口割引の割引率が高い分、圏央道経由の方がおトクになるのです。

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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「圏央道にある「ETC2.0」限定の割引サービスとは