野良猫のフンの臭い対策をしたい!

臭い

Karramba Production/shutterstock.com

野良猫が庭や個人の敷地などにフンをするなどのトラブルは、地域で一番多いトラブルのひとつに挙げられます。

外を自由に行き来できる猫を飼育している飼い主さんもおり、飼い猫なのか野良猫なのか区別するのが難しいことも多く、すべての猫を対象に猫よけ対策が行われています。

猫が苦手な人にとっては特に、猫が毎日庭に来てフンやおしっこの強烈なニオイを残していったりするのは大きなストレスになります。今回この記事では、野良猫のフン対策をはじめとし、その掃除の方法や注意点などをご紹介します。

野良猫の行動とは?

野良猫の行動

C. Hamilton/shutterstock.com

飼い主のいない野良猫は、毎日どんな行動をしているのでしょうか?

野良猫はとても警戒心が強く、人目につきにくい場所を寝床とし、そこを中心に縄張りとしています。たとえば物置や古い家屋の床下、物置、植え込みの中など寝床としているようです。

そして1日に数回、特にオス猫は自分の縄張りを見守るためあちこちを歩き回っています。その際、柔らかく掘り返しやすい土がある、トイレに適した場所で用を足します。フンだけでなく、縄張りのマークとして”スプレー”と呼ばれるおしっことは別の、ニオイがきついおしっこをあっちこっちに引っかけながら歩く子もいます。

野良猫の習性とは

猫はどこにでもフンをするのではなく、排泄をしやすい場所を選んでいます。

その特徴のひとつとして、猫が排泄を好む場所は、柔らかい土の上が挙げられます。猫は用が済んだ後、自分のニオイを隠すために砂や土をかけてニオイを消す習性を持っています。

そのため、コンクリートの上ではなく、柔らかい土の上を好みます。また、自分のテリトリーで排泄をする本能も備えています。

野良猫のフン掃除は注意が必要!

猫ひっかき病に注意

designer491/shutterstock.com

野良猫のフン掃除をしたい人はだれもいません。しかし、敷地内の庭や花壇にフンをされてしまったらそのままにしておくことはできないため、掃除をする必要があります。

猫を含め、動物のフンにはさまざまな病気の原因菌が潜んでいます。特に猫のフンの場合、トキソプラズマ症猫ひっかき病アレルギーなどの発症の原因となっています。それぞれどんな危険を持つ病気なのか見ていきましょう。

トキソプラズマ症

トキソプラズマはToxoplasma gondiiという微生物の原虫のことで、猫をはじめとする哺乳類や鳥類に感染します。特にネコ科の動物では、腸管内上皮において非常に増殖しやすく、8個の原虫を含むオーシストと呼ばれる状態でフンに出てきます。

そのため、猫のフンを経由して飲料水や土壌にトキソプラズマが増殖し、それを摂取することで感染が拡大する危険性が潜んでいます。

空気感染や経皮感染ではなく、猫のフンに含まれるオーシストの経口的な摂取により生じる経口感染でトキソプラズマ症が発症しますが、感染している猫のフンには注意が必要です。

妊娠中の女性がトキソプラズマ症に感染すると、トキソプラズマが胎盤を介し、お腹の胎児にまで感染します。妊娠初期の感染の場合は胎児の死亡、妊娠中期の場合は、低出生体重、脳炎、黄疸、肝臓と脾臓が大きい肝脾腫、リンパ節が腫れるリンパ節腫脹などの症状があらわれます。

妊娠後期になると、先天性トキソプラズマ症の4つの主要な症状である精神運動発達の遅れ、視力障害、脳内石灰化、水頭症、貧血、黄疸、肝機能障害、痙攣、血小板減少などの症状が見られます。

猫ひっかき病

猫ひっかき病は、ネコに保菌されているBartonella henselaeというグラム陰性桿菌によって起こる病気です。主な症状として吐き気、関節痛、リンパ腫腫脹、発熱などが挙げられます。

名前の通り、猫に引っかかれたり噛まれたりすることで感染する病気ですが、稀にフンを介して感染することもあるので注意が必要です。

このように身近な動物である猫、特に外を自由に動き回れる野良猫はどのような病気を持っているか分かりません。ですから、特に小さなお子さんのいる家庭や妊娠中の方は、野良猫のフン掃除をする際には細心の注意が必要です。では、具体的な注意点をご紹介しましょう。

野良猫のフン掃除のやり方とは?

自分の排せつ物を片付ける猫

Ermolaev Alexander/shutterstock.com

野良猫のフン掃除をする際、以下の3つの点を守るようにしましょう。

1、野良猫のフンを絶対に素手で触らないこと。 2、フン掃除で使用した道具は捨てる、もしくは徹底的に消毒すること。 3、フン掃除が終わったら入念に手洗いうがいをすること。

もし空気が乾燥している時期なら、フン掃除をしている間にフンが舞い上がって口の中に入らないよう、マスクを着用して行うことをおすすめします。

では、野良猫のフン掃除の具体的な方法をご紹介しましょう。

野良猫のフン掃除に必要なもの

野良猫のフン掃除を始める前に、まず以下のものを準備しましょう。

・使い捨てのゴム手袋、もしくはビニール手袋 ・園芸用のスコップ、もしくは紙スコップ ・新聞紙やチラシ(フンを包んで捨てるため) ・ゴミ袋 ・使い捨てマスク(必要に応じて) ・ハイターや消毒用エタノールなどの塩素系洗剤

野良猫のフン掃除の基本のやり方

次の手順で野良猫のフンを片付けましょう。

1、野良猫のフンを手袋をした手でそのまま掴む、もしくはスコップで救い上げる。 2、新聞紙、もしくはチラシの紙でフンを包む。 3、糞を包んだらゴミ袋に入れる。

フンをそのままゴミ袋に入れることもできますが、ニオイの拡散であるとか、ご近所さんにゴミを見られた場合不快に思う方もいるので、可能であればフンを包んで捨てるようにしましょう。

野良猫のフン掃除のポイント!

野良猫のフンを片付ける際には、次のことを行われることをおすすめします。

▪️フン周辺の土や砂も一緒に捨てる フンを片付けても、土や砂利などにニオイが残っていると、野良猫はまたフンをします。ですから、フンに触れていた土や砂利なども一緒に捨てるようにしましょう。

▪️ハイターや消毒用エタノールなどの塩素系洗剤で消毒する 芝生の上にフンをされてしまった場合、庭の景観から芝生ごと捨てることはできません。芝生を適度にカットすることはできるかもしれませんが、それも難しいので、水でよく洗い流しニオイをとることができるでしょう。

その後、可能であればハイターや消毒用エタノールなどの塩素系洗剤を使って消毒をすると効果的です。ただし、小さなお子さんが触れやすい場所であるなら、消毒は控えたほうがいいでしょう。

また、芝生や花壇は変色や腐食を起こす可能性もありますので、塩素系洗剤を使用する前に成分をよく確認することをおすすめします。

▪️使った掃除道具はしっかり処理すること フン掃除に使った手袋やマスクは、必ず捨てましょう。

また、園芸用のスコップなど使い捨てではない道具の場合、塩素系洗剤を使って消毒をしたり、熱湯をかけて殺菌したりなど適切な処理をするようにしましょう。

▪️手洗いうがいを念入りにすること フン掃除が終わったら、手洗いうがいをしっかり行いましょう。

▪️フンは燃えるゴミに! 猫のフンは燃えるゴミに出すことができます。心配な方は、各自治体に確認してみましょう。

情報提供元:mofmo
記事名:「野良猫のフン対策をしたい!掃除のやりかたや注意点を解説!